大腸ポリープ切除手術
昨日の1月15日に、大腸ポリープを内視鏡で切除する手術を日帰りで受けました。
下の写真が摘出の対象となったポリープです。
写真がちょっとグロっぽいので、ご注意ください。
摘出したポリープ
手前の大きい塊と、右隣にやや小さい塊のふたつのポリープがあるように見えますが、これは一本のポリープが倒れている状態だということです。最も大きい部分の径は2センチです。
大腸ポリープで検索して、ネットで調べると、2センチの大きさでは癌化している確率が50%とのこと。
大腸ポリープ |
手術の前日
手術日の前日は、検査したときの前日と違って検査食では無く、量・種類限定で普通の食事を食べて良いとのことでした。但し、アルコール類は禁止。
肉とか海草類とかの消化の悪い物も駄目。
前日の夕食は、お粥とかうどんが良いということで、お粥を茶碗で2杯食べました。
夜9時に下剤の赤い錠剤を二粒服用。
これは検査のときの前夜に服用した透明液体の下剤と違ってほとんど効果が無しでした。
便の量は、下剤を服用した割には少なく、便がお腹に残っている感じがありました。
手術当日
手術当日は高圧浣腸とかで腸の中を空っぽにします。腸の動きを抑える注射を右上腕にしてから、台の上に横になりました。
内視鏡が入ってから、切除摘出が終わるまで、20分でした。
横向きになった方向の壁に時計があって、手術中その時計を見たり、自身の大腸の内が映っているモニターを見たりしていました。
こんな大きなポリープの存在にも気づかず、生活していたのだと思うと不思議な思いがします。
大腸粘膜には神経が無いそうですからそうなのでしょうが、そこが「盲点」のようなものと言えるかも知れません。
大腸に神経が通っていたら、便の存在感をお腹に感じっぱなしで、生活していく上で意識が散漫になってしまうことでしょう。
このような人体の「疑似盲点」は、「諸刃の剣」なのでしょう。
切除された大きなポリープがファイバーの先に引っ張られて大腸のトンネルを通る様子を見たときは安堵しました。
まもなく担当の医師から手術終了を告げられたのです。
一安心でした。
台の上で少し休んで、血圧測定、体温測定、脈の測定を受け、台を下りました。
摘出したポリープを見ると、赤黒い色の雪だるまのような形をしていました。
大腸の中にあったときよりも、血流が途絶えて縮むのだそうで、実測したら径が13ミリということでした。
思ったよりも小さかったので、また一安心でした。
病院によって方法が異なる
大腸ポリープの内視鏡による切除手術は一泊二日とか二泊三日で行う病院もあるそうですが、私が診察を受けた医院は、入院設備が無い為に日帰り手術ということだった。手術した日の翌日が日曜日だったため、出血が続いたり、腹痛や吐き気があった場合は、救急診療の病院に行って下さいとのことでした。
術後は静かに暮らして結果待ち
手術後、アルコール類を摂取したり激しい運動をしたりすれば、そういう状態に陥ることがあるそうです。手術後二、三日は安静を保つこと。
一週間は力仕事、激しい運動、旅行はしないことと、消化の悪い食事はしないこと。
もちろんスキーは厳禁。
これらのことを守れば、ほぼ安心であるらしい。
これが、大腸ポリープ切除手術後の生活の方法。
私の場合、手術後7日を過ぎれば、普通の生活に戻って良いとのことでした。
でも、運動禁止はつらいですね。
この時期の八甲田山のパウダースノーは最高です。
禁止されるとよけい行きたくなりますね、山でテレマークスキー。
ちなみにこの日の費用は18,700円。
大きな苦痛もなく、費用も時間も少なくて済む内視鏡手術というものに感心した次第です。
本日は日曜日で、久しぶりに家でのんびりしました。
別に異常は無く、食欲も旺盛です。
朝はお粥を二杯と梅干し一個、ビスケットとお菓子を少々、リンゴ半分でした。
昼食は、パンとミカンとキンカンと好物のニンジンの小和えでした。
何もすることが無いので、普段よりも間食が多い一日を過ごしたようです。
摘出したポリープの病理検査の結果が判明するのが1月26日ということで、あとは心静かに結果発表を待ちながら無理のない生活を送らなければなりません。
■私の大腸ポリープ体験記事のまとめページです。関心のある方は、こちらの閲覧もどうぞ。