海辺の草地に生えていた、ツメクサに似た葉の、小さな黄色い花
小さな黄色い花。 |
先週の日曜日に散歩した青森港の新中央埠頭を、また、犬を連れて散歩。
最近発見した面白い場所で、しかも、近場。
何となく気になるスポットだ。
埠頭先端の緑地に行くと、写真のような花を見つけた。
葉がツメクサに似ていて、小さな黄色い花を咲かせている。
米粒大黄色い花の群生
小さな丘の南斜面に、広範囲に群生していた。こんな花を見るのは、はじめて。
カメラの腕が悪くて、よく撮れてないのが残念。
小さな花の撮影はむずかしい。
デジカメのマクロ撮影でピントが合わせられない。
というか、マクロ撮影の勉強をしていない。
地を這うような、赤っぽい茎。 |
葉がシロツメクサに似ている。 |
マメ科の草
それはさておき、ネットで調べてみると候補がふたつ。まったくよく似ている。
コメツブツメクサは、マメ科シャジクソウ属の1年草。
コメツブウマゴヤシは、マメ科ウマゴヤシ属の植物。
見分け方
見分け方のポイントは下記の通り。コメツブツメクサは、花が終わっても花弁が落ちず、受粉がすんだ花から下向きになるという。
コメツブウマゴヤシは、葉に毛が多く、花が終わると花弁が落ちるという。
コメツブツメクサの豆果は、茶色になった花弁に包まれる。
対して、コメツブウマゴヤシの豆果は、露出してクルッと巻く。
ところが、コメツブツメクサによく似ているのがもうひとつ。
クスダマツメクサというのがある。
この豆果も、茶色になった花弁に包まれるが、花後に大きくなるらしい。
対して、コメツブツメクサの豆果は、花後に大きくなることは無いという。
平野部の野草は複雑
三種類を並べて、その成長を見守れば、判別は容易だろうが、犬の散歩のついででは、判別はむずかしい。平地の野草は、高山植物よりも判別がややこしそうだ。
高山植物は孤高を守り、平地植物は自然交配を繰り返すのかもしれない。
群生。 |