雑談散歩

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野内川の川岸で咲いていたオオアワダチソウ

オオアワダチソウ
野内川の岸。

愛犬を水浴びさせるために野内川へ行ったら、川岸で黄色い花が咲いていた。
この花を見かけたとき、「セイダカアワダチソウが咲いている」と思った。
だが、セイダカアワダチソウは秋の花でまだ咲かないはず。
しかし、花や葉や、生えている姿は、セイダカアワダチソウそっくりなのだ。

家に帰って調べたら、セイタカアワダチソウの近縁種であるオオアワダチソウという野草であることがわかった。

セイタカアワダチソウとオオアワダチソウは、一見するとたいした違いが無い。
まったく同一のものに見える。
それに私は、オオアワダチソウという野草のことを知らなかった。
セイタカアワダチソウもオオアワダチソウも、キク科アキノキリンソウ属の多年草である。

セイタカアワダチソウとオオアワダチソウは、外見が同じで見分けがつきにくい野草だが、いくつかの明確な相違点がある。
以下にそれをまとめてみた。

■開花期
オオアワダチソウ:夏(7月~9月)
セイタカアワダチソウ:秋(9月~11月)
■草丈
オオアワダチソウ:0.5m~1.5m
セイタカアワダチソウ:1m~2m
■葉
オオアワダチソウ:無毛に近い、先半部の縁に細かい鋸歯。触感はすべすべ。
セイタカアワダチソウ:微毛、縁全体に細かい鋸歯。触感はざらついている。
■茎
オオアワダチソウ:無毛で触るとつるつるしている。
セイタカアワダチソウ:毛が密生
■花の付き方
オオアワダチソウ:円錐花序だが、頂部が平らなものが多い。全体に花穂が垂れたものが多い。
セイタカアワダチソウ:頂部が尖った円錐花序。ピラミッド型が多い。

などなどである。

オオアワダチソウが群生している様子は、雑然としていて趣が無いが、写真で細部が拡大された花は、意外と良い感じである。
やはり、花を見るには虫の眼で見るのが良い。
人には見えない花の景色が、よく見えるから。
その場では見えなかったものが、写真から見えてくる。
いろいろな写真を撮るのも、散歩の楽しみ方のひとつ。

秋風に揺れる黄色い花は、ものさびしい感じだが、夏の炎天下の黄色い花は活力にあふれているように見える。
この花から活力をもらうか、この花に活力を奪われるのか。
私は、まだまだ花を見て活力が湧いてくるほうである。
野内川の川岸のオオアワダチソウの花を見て、そう思った。

オオアワダチソウの花。

黒っぽい背景が似合う黄色い花。

オオアワダチソウの立ち姿。

葉と茎。

近づいて見ると、意外ときれいな花。

可愛いつぼみ達。

緑と黄色のバランス。

夏の花、オオアワダチソウ。
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