2015/07/05

里山ハイキング(ホタル湖と馬場山アカマツ巨樹と高森山)

本日の行程図。出典:国土地理院ホームページ(http://maps.gsi.go.jp/?vs=c1&z=16#17/40.892851/140.877621)※行程線はブログ管理人の書き込み 紺色線:往路 赤色線:帰路 
以前から、浅虫ダム近くの「馬場山アカマツ巨樹」を見たいと思っていた。
それが本日のハイキングで実現。
そのついでに、久しぶりに高森山(標高:386.3m)へ登った。
登り口は、浅虫ダムのダム湖であるホタル湖沿いの駐車場から。

ちなみに、ホタル湖の奥(上流側)には「蛍谷」と呼ばれているエリアがある。
ここでは、夏になると「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」「ヒメボタル」の3種類が同時に鑑賞できるという。
ホタル湖という名前は、蛍が今でも多く発生している場所柄から、そう名付けられたようだ。
蛍ファンには憧れの地なのである。

さて、「馬場山アカマツ巨樹」の遊歩道入口付近は、看板とか案内板とか木彫りのオブジェとかで賑やかである。
遊歩道入口。
浅虫温泉森林公園の案内板。
高森山へは、浅虫温泉森林公園内からいくつかのハイキングコースが用意されている。
一般的なのは、浅虫水族館手前の運動広場(テニスコートなど)からの遊歩道。
陸奥湾展望所や東屋を経由して高森山へ登るコースで、もっとも多く利用されている。
市街地に近い里山のハイキングコースとして人気が高い。

高森山は標高の低い山だが、頂上へ至るまでの尾根歩きが長いので、若干深山的な趣を楽しめる山である。

アカマツ巨樹を経由して高森山へ登る「馬場山コース」は、アップダウンあり細い尾根道ありの変化を楽しめるコース。
アカマツの巨樹までのルートは案内板が豊富で分かりやすい。
アカマツの巨樹を過ぎると、案内標識に乏しく、運動広場からのコースほど道は整備されていないので、初心者が戸惑いそうな箇所がいくつかある。
国土地理院の地形図には、まだこのルートが明確に記載されていない。

だが、コースのほとんどが尾根歩きなので、尾根から外れなければ迷うことは無い。
馬場山コースから運動広場コース(高森山主稜線コース)へ合流すると、高森山山頂までの案内板が豊富なので分かりやすい。

なお、浅虫温泉森林公園は、林野庁と緑の文明学会が1986年(昭和61年)に制定した「森林浴の森100選」に選ばれている。
青森県内では「津軽十二湖自然休養林」との二ヶ所が、この100選にアップされているという。
「森の巨人たち100選」の看板。
登り始めの階段状の遊歩道。
急な斜面を登りきって尾根に出ると、平坦なアカマツの小道。
尾根から一段下がった遊歩道をアカマツ巨樹めざして歩く。

斜面上に立っているアカマツの巨樹。下側から撮影。
平成12年4月に、林野庁が選んだ全国の「巨樹・巨木100選」に、このアカマツが選ばれている。「馬場山アカマツ巨樹」と命名されたようである
樹高は28m、幹周660cm樹齢は700歳と推定されている。

このほか青森県内で「巨樹・巨木100選」に選ばれているのは以下の通り。
  1. 「大鰐の神木 」ドロノキ/大鰐町
  2. 「馬場山アカマツ巨樹 」アカマツ/ 青森市
  3. 「脇野沢千年ヒバ」 ヒバ /むつ市
  4. 「 おぐり 」クリ /むつ市
旧金木町の「十二本ヤス:ヒバ」は?深浦北金ヶ沢の「大銀杏:イチョウ」は?旧稲垣村の「一本タモ:ヤチダモ」は?十和田市奥瀬の「森の神(ニドムカムイ):ブナ」は?どうしたのだろう?
それぞれが、その樹種として日本一の巨木と言われているのに。
上に回って撮影。

巨樹上部の幹と枝ぶり。
この角度から見ると合体した木のようにも見える。
2本の個体が合体したように見えるのは、皮肉好きな性格のせいか。
完璧な合体だから、1本の個体として評価されているのか。
それとも、もともと1本の個体なのか。
林野庁の専門家の見立てだから、たぶん1本の個体なのだろう。
いずれにしても、迫力満点、生命力満点。
山の中で出会うと元気になる巨木のひとつに違いない。
浅虫温泉街の稲荷神社(左手方向)と馬場山方面(右手方向)への分岐。
上の写真の分岐を過ぎて、ちょっと歩くとすす川池方面と馬場山方面への分岐(二番目の分岐)がある。
「馬場山」とか「高森山」という案内標識は無いので道がわかりにくい。
二番目の分岐から馬場山方面への道は、極端に藪っぽくなっている。
二番目の分岐は、地形図とコンパスが無かったら戸惑う箇所である。
左に折れるとすす川池方面。
道なりに藪っぽい道を直進すると馬場山方面。
樹皮が亀甲状の松。「亀ノ甲ノ松」という看板が幹にくくられている。
馬場山頂上に立つ建造物。ドアには「浅虫ダム 馬場山中継局 青森県」のプレートが貼られてあった。         
馬場山(標高:192.8m)が近くなると急登になる。
山頂には上の写真の建造物が建っているが、馬場山山頂を示す標識は無い。
馬場山は尾根上に突出した形の山。
馬場山からの下りも急斜面。
踏み跡の上を潅木の枝が被っている。
尾根はだんだん細くなる。
道は潅木の枝に見え隠れしているが、細い尾根の一本道なので迷うことは無い。
熊の糞を発見。今日の行程で4箇所ぐらい同じような糞を見た。
遊歩道に対して直角に「臥竜ノ松」が横たわっている。
竜が尾根を這っているような格好の「臥竜ノ松」。
細い尾根が徐々に広がって、登りがやや急になる。
馬場山からの尾根が高森山主稜線にぶつかる。高森山への分岐。

分岐点から馬場山への尾根を振り返る。
高森山主稜線上の遊歩道は幅が広くて快適なお散歩コース。
やや急な登りがだんだん緩まると高森山山頂の祠が見えてきた。
高森山山頂広場の南東側に咲いていたウツボグサ。
立派な祠。高森山はお山参詣が行われる信仰の山である。
谷へ下りている林道(廃道)。
帰路、馬場山へ向かう途中、左手の谷へ下りている林道(廃道)を見つけた。
このルートが近道と判断。
探索がてら下りてみることにした。

道は明瞭だったり、ヤブ漕ぎをしたりの繰り返し。
ネマガリタケの藪や湿地に生えるヨシ群の藪あり。
その藪を過ぎると、踏み跡がかすかに残っていたり。

地形図を見ると、尾根と尾根との間の広い谷に下りれば、ホタル湖にたどり着けるルートなので不安は無かった。

「ヤブ漕ぎルート探索」の虫が騒いだのだったが、里山では民有林があったり私有地があったりするので、慎むべき行動である。
ただ、馬場山は国有林と知っていたので、その谷の方も国有林なのだろうと勝手に解釈してのルート探索だった。
道が明瞭な箇所もあり。
藪こぎ箇所もある。
かすかな踏み跡。
平地に近づくと、ヨシが茂る湿地帯があったり。
小屋や畑が見えて、ホタル湖が近い。
下りてきた方向を振り返る。左手の尾根が馬場山方面。
ホタル湖沿いの自動車道から、山を振り返る。

ホタル湖の下流方向を眺める。
ホタル湖の上流方向、蛍谷の方を眺める。
ダム湖公園には清潔な公衆トイレが完備されている。

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