雑談散歩

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晩秋のドウダンツツジの紅葉に白い雪

雪をかぶったドウダンツツジの紅葉。


青森上空に強い寒気の流れ込みがあり。
そのせいで、今日も少し雪が降った。
気象庁発表の今日の降雪は18cm。
最深積雪値も18cm。

青森市内の初雪は、先一昨日の16日だった。
去年より十日遅いという。
今年は雪の降るのが早いなあと思っていたのだが、平年と比べても十日も遅いとか。

愛犬の散歩で公園を歩いたら、ドウダンツツジの紅葉に白い雪がのっかっていた。
白い雪がかぶさると、紅葉の赤が一層鮮やかに見える。
紅葉の始まりの頃は、ドウダンツツジの葉は褐色がかった色で、あまりきれいではない。

このまま枯れてしまうのではないかと思うくらい褐色が濃い葉もある。
それが、雪が降るくらいに冷え込むと、真紅に豹変して燃え上がる。
褐色の葉は、ドウダンツツジの紅葉がまだくすぶっている状態なのだ。

白と言えば、ドウダンツツジは春に、壺型の白く小さな花を無数に咲かせる。
まるでツツジっぽくない花だが、ドウダンツツジはツツジ科ドウダンツツジ属の植物。
八甲田山でよく見かけるウラジロヨウラク(ガクウラジロヨウラク)は白っぽい淡紅色の壺型の花を無数に咲かせる。

雰囲気が似ているので、ドウダンツツジはヨウラクツツジの仲間かなと思ったことがあったが、違うようだ。
ドウダンツツジは、ヨウラクツツジ属ではなくてドウダンツツジ属。

花は葉が出はじめてからすぐに咲くので、ドウダンツツジは、春に花の白でにぎわい、秋に雪の白で葉を落とす。
白で始まって白で終わるようなものである。

ドウダンツツジの紅葉が、この公園の最後の紅葉である。
ドウダンツツジは耐寒性に優れていると言われている。
なので雪が降るようになっても、なかなか葉を落とさないのか。

この赤い葉が散ると、公園の色彩は、だんだんとモノクロームに近づいていく。
古代中国の陰陽五行説では冬のことを「玄冬」というらしい。
「玄」は黒。
青森の都市公園のほとんどは、冬になると黒い木々に囲まれた侘しい空間になる。

ドウダンツツジの紅葉を眺めながら、ピックアップのタイヤをスタッドレスタイヤに交換した。
タイヤ交換中も、雪が舞っている。
雪片がボルトやホイールの裏につくと、ボルト締めが充分にできない。

そこで、OA機器清掃用のエアダスターで、付着した雪片を吹き飛ばしながらスタッドレスタイヤを装着。
無事終了した。
明日は大雪になるという予報。
ボリュームのあるドウダンツツジの紅葉は、今日で見納めか。


赤と白が際立つ。

紅白。

白い雪が赤く染まりそう。
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