「力言葉」の方法

「力言葉」が相変わらず流行っている。

十数年前に「老人力」という「力言葉」が話題になってから、言葉(名詞)の後に「力」を添えた「力言葉」が増えた。

「力言葉」と同様に、言葉の後に「パワー」をくっつけた「パワー言葉」も流行ったが、今は「力言葉」の方が優勢なようである。

「ママさんパワー」とか「地域パワー」とか「熟年パワー」とか、「パワー言葉」はなにやら、あてがわれた印象が強いように私は思う。

これは私の極個人的な意見だが、他人や団体や組織から「無料奉仕」を前提としてアテにされた「なんらかの活動力」を言い表すのに「パワー言葉」が使われているような気がする。

他者が利用しやすい便利な「パワー」として。


それに対して「力言葉」については、自身に備わっている「力」を自身のために使うという印象を私は持っている。

自己啓発型に近いかもしれない。

「老人力」はともかく、「編集力」とか「情報力」とか「言葉力」とかがそうだ。

これらは、個人の才能や隠れた能力を引き出すための「力言葉」であると思う。


「企画力」とか「演技力」とか「表現力」とかは従来の能力のことだが、「編集力」とか「言葉力」はもっと幅広い意味と対応力と実用性を持っているように思われる。

従来の「力」では実現できなかった世界を、新しい「力言葉」が実現させる。

その、仕組みや方法が追究されている。

もともと言葉に備わっている色々な「力」の再発見・再開発・再評価が「力言葉」なのかも知れない。


いま、もっとも必要な「力(方法)」は何か。

いま、もっとも意味のある「力(方法)」は何か。

「力」は「方法」を強調した一種のデモンストレーションとなっている。

「方法」は地味だが、「力」には華々しい説得力がある。

様々な従来の「力」を従えて、それをより現実的に活用する「方法」が「編集力」であったり「情報力」であったり「言葉力」であるのかも知れない。

言葉の後に「力」を添える意味は、閉塞状況の中で弱まっている意欲や挑戦欲を言葉で喚起するためだ。

「力」や「欲」を分類し関係づけて、意味と対応力と実用性を持たせることが「力言葉」の方法なのだろう。

「方法」とは、一面、「これは、こういうふうに使ったら良いのでは」というアイデアの提示とも言える。

そういう意味合いでは、このブログもある種の「方法」なのだというのが今回のオチ。

おそらく、ほとんどのブログは何らかの方法なのだ。

ものの見方の工夫法を得るとか、考え方の多様性を得るとか、文章を作る能力を得るとか、カタルシスを得るとか、収入を得るとか・・・。







◆今まで書いた記事一覧(この文字をクリックすると展開します。)

もっと見る

スポンサードリンク