都市公園の公衆トイレの「アイデア」

公園のトイレ
公園に設置されている公衆トイレ。
近所の公園に3年ぐらい前に設置された「公衆トイレ」の写真。
建築されたのではなく、設置されたと書いたのは、この箱のような「トイレ」が大型トラックで運ばれてきて、あらかじめ整地された場所にポンと置かれたような工事の様子だったから。
こういう設置タイプのトイレをユニットトイレと言うらしい。

おかしなことに、この箱のどこにも「公衆トイレ」であるという表示が無い。
この公園は市の管理になっているから、この公衆トイレも市が設置・管理しているものになる。
ほとんどの公共施設には、その施設名を表示する看板がついているはずなのだが・・・。

この「公衆トイレ」についているのは下の写真の四つのピクトグラムによる表示だけである。
看板
トイレの看板。
この四つのピクトグラムが示す人達に、この施設は対応可能ということなのだろう。
ちなみに、夜の飲食街で、入っていいのかどうか迷ってしまうようなお店がある。
店の構えは、どちらかと言うと飲食店風なのだが、先客万来では無いような雰囲気が入口付近に漂っている。

いわゆる会員制のプライベートなお店というやつ。
写真の「公衆トイレ」はオープンな公衆トイレであるにも関わらず、その閉鎖的な雰囲気が「会員制プライベートなんとか」に似ている。

ピクトグラムのプレートの上には赤い回転灯がついている。
これは、この施設の利用者が使用中に異変が起きた場合、それを施設外部に伝えるためのものなのか。
それとも、利用者が施設内にいる場合の使用中のサインなのか。
私は利用したことが無いので、わからない。

このユニットトイレが設置される前も、この場所には、公衆トイレらしい建物があったので、公園周辺の住民は、この無表示の施設が「公衆トイレ」であることを知っている。
(1)この施設は、市民に公衆トイレとして周知されている。
(2)公園には公衆トイレが必要であるから、公園にこのような建造物があれば、公衆トイレに間違いない。

上記ふたつの前提条件によって、この施設は「公衆トイレ」として認知されているため、あえて「公衆トイレ」と表示する必要はないのだろう・・・。

しかし、公衆トイレには以下のような前提条件もつきまとう。
(3)一般的に、公園の公衆トイレはあまり清潔ではない。
(4)一般的に、公園の公衆トイレは防犯上あまり安全ではない。

上記(3)と(4)は利用者にとって、その使用をためらうような項目である。
一方、管理する側にとっても、気掛かりなことだ。

そこで、ある程度の公共性を保ちつつ、かと言ってあまりにもオープンな千客万来は管理責任上困る。
という設定に対しての、理想的な形が写真の施設なのではあるまいか。

とにもかくにも、形は整っているのだ。
もしそうだとすれば、不特定多数を相手にした公共事業の、ひとつの「優れたアイデア」であるに違いない・・・・。

スポンサーリンク

◆今まで書いた記事一覧(この文字をクリックすると展開します。)

もっと見る