花期が長いミズヒキの花
ミズヒキの濃ピンク色の花。 |
この秋、ミズヒキの花を見かけ始めたのは、9月の始め頃だったから、 ここのミズヒキは遅めに咲いている。
この花は、遅く咲いているものほど色鮮やかであるような気がする。
晩夏に見たミズヒキは、うすいピンク色だった。
ミズヒキの花期は、8月から11月頃までと長い。
この濃ピンク色の花びらは、実は花弁では無く「ガク」 であるという。
タデ科の植物には、「ガク」と花弁の区別のないものが多いらしい。
このように、花弁と「ガク」が形態的に類似する場合に、それらをまとめて「花被片」という、と花の図鑑にある。
ミゾソバもタデ科の植物であるからなのか、同様に、花弁に見えるのは「花被片」ということになる。
ところで、ミズヒキは、祝儀などで使われる「水引き」にそっくりなことから、この名で呼ばれているらしい。
あの「水引き」と、どこがどう そっくりなのか、無知な私にはわからない。
ミズヒキの茎はひょろ長くてヒモ状である。
昔の人が、秋の時期に贈り物をする時に、この花のついたミズヒキの茎を贈答品に巻いて差し出したのではなかろうか、というのは私の素人考え。
花期が長いので、長いのは縁起が良い、ということもあったのでは・・・・。
ピンクの小鳥が集まっているようなミズヒキの花。 |
ミズヒキの花の拡大写真。 |
真上からミズヒキの花を眺める。 |