2013/12/02

初冬の枯葉と、緑の草と、ホウレンソウのおひたし

枯葉と緑の草。
冬になって、公園の樹木はすっかり葉を落としたが、地面の草は、まだ緑色を保っている。
右の写真からは、枯葉の傍らに、シバとシロツメクサが確認できる。
シバはイネ科の多年草で、寒さに強い種類は、冬でも緑色をしている。
シロツメクサも多年草で、雪の積もらない地方では、年中緑色。
地方によっては、シロツメクサは、一年を通して見ることが出来る野草である。

冬になると、この公園では針葉樹以外、木の葉は枯れ落ちてしまうのに 、草は雪に隠れるまで緑色をしているものが多い。
草の中でも、茎の長い草(イタドリとかミゾソバとか)は茎ごと枯れてしまうが。
ヘラオオバコオオバコは、ロゼット葉や根出葉として、緑の葉を地面に出したまま冬を越すようだ。
雪の下では、はたして 、緑色の葉のままでいるのかどうか、と誰もが思うのではなかろうか。

以前、スコップで雪を掘って、地面まで達した時、緑の草が出て来たという記憶もあるような気がするが・・・。
雪の白と草の緑の鮮やかな映像が、そういう記憶(錯覚?)を消さないでいるのだろうか・・・。
地面と繋がっていて、草として生きているのであれば、雪の下でも緑色でいるに違いない、と思ったとき、草はなぜ緑色に見えるのだろうという疑問が湧いた。
緑色として見えるためには、光が無くてはならない。
青森の厚い雪の下には、おそらく日光が届かない。
とすれば、雪の下の闇では、色の無い物質としてしか存在できなのでは。

たしかに草や木の葉には「葉緑素」という物質が含まれているが、「葉緑素」が緑色に見えるためには光が必要だ。
光の照射を受けた物質(草)を人間の視覚が緑色と判別するのだろう。
だから、草の色は、雪の下では不明だ。
漆黒の闇夜では、全ての色彩が不明であるように・・・。

上層の雪(闇)が取り除かれたとき、生きている草なら「葉緑素」が働いているので、緑色に見えるのだろう。
雪を取り除いたときに緑色に見えるとすれば、その草は、雪の下でも生きていることになる。
地面に落ちた枯葉は、紅葉の季節に「葉緑素」を失ってしまったから、 もう緑色ではいられない。
枯葉は生命を失って、枯葉色に滅びたのだ。

では、ホウレンソウのおひたしは、どうして鮮やかな緑色をしているのだろう。
熱湯によって、ホウレンソウの組織は破壊されているのに、ホウレンソウはまだ光合成を行って、生命を維持しているのか。
色の変化と命の変化。
身の回りの、すぐに手の届く場所であるにも関わらず、気の遠くなるような謎が多い。
初冬の枯葉と、緑の草と、ホウレンソウのおひたし。
関係がないような、なんらかの点でつながりがあるような・・・・。
 一見、無縁なものにつながりを見いだすのも、「考える方法」かも知れない。

枯葉の下の緑の芝草

枯葉の陰から頭を出している緑の草。

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