雑談散歩

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リンゴ倉庫の歳末セールの看板

歳末セールの看板
歳末セールの看板。
12月に入ったと思ったら、もう、歳末セールの看板があがっている。
近所のリンゴ倉庫で、今年収穫されたリンゴの売り出しが始まったのだ。
倉庫の入口には、紅白の幕が張られていて、歳末セールの雰囲気が演出されている。
この赤と青の文字の歳末セールの看板は、どうやらこのリンゴ倉庫 の会社の手作りのようである。

厚べニア板に白ペンキで下地を塗り、その上に文字が描かれている。
看板の取付も、足場用の単管パイプを組んで、それに針金でくくりつけただけのもの。
この素人っぽさが、寒々とした年末の慌ただしさをイメージさせて、なんとなく気ぜわしい。
じっくりと時間をかけて作ったものでは無いという点で、素人っぽさは性急さを感じさせる。
歳末セールって、こんなに早く行うものなのかと思っていたら、もう11月の中頃から歳末セールをしている会社(ショップ)もあるようだ。

早い者勝ちの商戦。
ところで、歳末っていつから始まるの?
ネットで歳末の意味を調べてみると、歳末とは年の暮れのこと。
では、年の暮れって?
年の暮れとは年末のこと。

ネットには「旧里(ふるさと)や臍(へそ)の緒に泣く年の暮」という芭蕉の句が紹介されていたり。
これはもう、年末大掃除の最中の時の句であろうから、年の暮れとは、大晦日より一週間ぐらい前、25日あたりから始まるのではなかろうか。

芭蕉の時代は、そんな様子であったかも知れない。
それから比べると、現代の歳末は、スタートが早過ぎる。
まるで、時の流れに拍車をかけているようだ。
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