青空に立ち上がるトチノキの花に導かれて縄文をイメージした
トチノキの花が咲いた。 |
公園のトチノキの花が咲いた。
青森市の平和公園では、早春のサンシュユに始まって、夏頃までに、いろいろな木々の花が咲く。
今は、トチノキが花盛り。
穂状に立ち上がった花が、陽を浴びている。
青空に向かって立ち上がる様は、小学生の挙手を連想させる。
トチノキの葉は、まだ小さい。
しおれた様に、しなだれている。
花が終わって、盛夏を迎えると、大型の掌状複葉となる。
夏の山道を歩いていると、大きな葉の樹木を見かけることがある。
トチの実は、クリに似ているが、クリよりも丸く、色が濃い。
そして、クリのようには食べられない。
渋抜きをしなければ、食用にはならない。
トチの実には、デンプンやタンパク質が豊富で、食用の歴史は古い。
縄文時代の遺跡から、トチの実の殻(から)が出土している。
縄文人にとって、トチの実は、大切な食材だったと言われている。
そんなことを考えながら、トチノキの花を眺めていると、この花の容姿が、とても縄文的に思えてくる。
トチノキの花の咲き姿に、縄文時代の「深鉢形土器」を思い浮かべたり。
トチノキの花の咲き姿に、縄文時代の「深鉢形土器」を思い浮かべたり。
青空に立ち上がるトチノキの花は、「深鉢形土器」を天に差し伸べている古代人と呼応しているように思える。
と同時に、それは元気よく挙手する小学生とも呼応している。
すべてを、そんな感じでつなげてみれば、面白い。
実際、世界は、そんな感じでつながっているのかもしれない。
「発想」とか「もの思い」なんて、そんなものさ。
と同時に、それは元気よく挙手する小学生とも呼応している。
すべてを、そんな感じでつなげてみれば、面白い。
実際、世界は、そんな感じでつながっているのかもしれない。
「発想」とか「もの思い」なんて、そんなものさ。
この青空も、縄文時代から延々と続いている「もの思い」なのかも知れない。
青空に立ち上がるトチノキの花に導かれて、心が浄化した感じになる。
現代と比べて、縄文時代はずっと浄化された世界だというイメージが強いから、人々は縄文時代に関心を持つのだろう。
青空に立ち上がるトチノキの花に導かれて、心が浄化した感じになる。
現代と比べて、縄文時代はずっと浄化された世界だというイメージが強いから、人々は縄文時代に関心を持つのだろう。