暑い日は、エゴノキのシャワーで涼んでみてはいかがでしょう
公園に一本のエゴノキ。 |
今年は、いろいろな木々の開花時期が早まっていると言われているが、エゴノキも「ご多分に漏れず」だ。
このブログで、おととし(2013年)にエゴノキのことを記事にしている。
それによると、蕾を見たのが、6月12日。
6月12日では、まだ蕾だったのだ。
6月19日で、蕾半分、開花半分。
それが今年は、6月に入ったばっかりの3日で、もう全開状態。
今年は夏が早い。
木の花は、早い夏に乗り遅れまいと、早く咲く。
商人たちはそれを見て、販売時期を逃すまいと、夏物を店頭に並べる。
自身の体感温度よりも、目で花を見て、季節商品の売り出しを始める。
商売はカレンダーを基準にしてはいけない。
木の花の咲き具合で、見図らなければならない。
なんてことを、聞いたような、聞かなかったような。
若葉と花が層を成している。 |
街を通る人たちの、半袖姿に、なんの違和感もない。
エゴノキの花は、下向きのせいか、大きくは開かない。
やや、つぼみ状態で咲いている。
その咲き姿が、シャワーヘッドを思わせる。
頭上に無数のシャワーヘッド。
微かに、甘い香りがする。
爽やかな芳香のシャワー。
木の花は、別に人間を涼ませるために咲いている訳ではないが、暑い日は、涼しげな花に連帯感を覚えてしまうのが人情。
そう、花は人情を誘う。
きれいに咲くことで、人情を刺激する。
そう、花は人情を誘う。
きれいに咲くことで、人情を刺激する。
そんなエゴノキの清楚な感じが、一層涼しげである。
ただ、エゴノキの花は花期が短い。
夏の本格的な暑さにおそわれる頃には、もう散ってしまって、花の姿はない。
エゴノキの葉は小さいが、わりと密に付いているので、良い日陰ができる。