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タガラシが市街地の側溝で花を咲かせていた

2020/09/11
【タガラシが花盛り。花の直径は10ミリ前後。】


愛犬の散歩の途中、側溝でタガラシが咲いているのを見つけた。
空き地に沿った側溝は、内部が清掃されておらず、底に泥が溜まっている。

長年泥が溜まったままなので、側溝の中は湿った環境を好む草たちの「ビオトープ状態」になっていた。

タガラシはキンポウゲ科キンポウゲ属の越年草。
名前に「カラシ」が付くからと言って、アブラナ科の植物ではない。
もちろん食は不可。
キンポウゲ科の例に漏れず、有毒植物。


【花の中心から果実が生育する。】


パッと見た感じでは、「キツネノボタン」に似ている。
最も似ているのは、果実(集合果)が同じ円筒状の「コキツネノボタン」。
でもタガラシの果実は、キツネノボタン類と違って、トゲトゲ感が目立たない。

タガラシは、一番下の写真のように根出葉がある。
根出葉の葉柄は長い。
根出葉は、やや肉質で艶がある。

写真を見ると、根出葉は3深裂し、裂片はさらに3裂している。
一般には、根出葉が5裂し、裂片も5裂するものもあるという。

茎葉は、上に行くほど細い。


【果実は円筒状。】


タガラシは、秋に種子から芽を出すといわれている。
冬を越えて、春に生育し、初夏の頃花を咲かせる。

ただ、雪の降り積もる青森ではどうなのだろう。
種のまま冬を越し、春に発芽しているのかもしれない。

今年の秋に発芽しているかどうか。
発芽しているとしたら、芽がどのくらい伸びているのか。
幼根(後に根となる器官)だけに留まるのか。
確かめてみなければなるまい。

それにしても、こんなにたくさんの集合果から生産される種子は相当数になるに違いない。
その一定量が発芽できるほど、側溝の環境は良好ではない。

狭い空間の中では、同種間の激しい「生存競争」が繰り広げられているはず。
土も浅いので、根を張る個体数は限られている。
それでも毎年、こんなにたくさんの集合果を結実させる。

鮮やかな緑色の茎や葉が、太陽光を全身で浴びて、種の繁栄に努める。
その夢が果たせない限定空間。
それでも、チャンスがあれば確実に根を広げる。
花を咲かせて、種子を作る。
そんな草の生き方には、ブログを書く上で学ぶべきことが多い。

知識だけでは無く、チャンスに対して鋭敏になることとか・・・・。


【タガラシの根出葉と茎。】

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