コムラサキシキブ(コムラサキ)の可憐な淡紫色の花が開いた

コムラサキシキブの花が咲いた。
去年の秋に紫の丸い実を見ることができたコムラサキシキブ(コムラサキ)。
今年の夏は、かわいい花を見ることができた。

タニウツギと違って、こちらは花よりも果実の方が有名である。
小さな花は目立たず、あまり人目をひかない。
一般に、実に魅力のある樹木のようである。
花は小さくて、あまり目立たない。
コムラサキとかコシキブとかの別名がある。
園芸店などでムラサキシキブの名で販売されているものは、じつは、こちらのコムラサキシキブだという。
ムラサキシキブより、花も実もまとまって付くので見栄えが良いらしい。
細枝の根元の方から順々に咲いていく。
ムラサキシキブと聞くと、「源氏物語」を著したという紫式部を連想してしまう。
この樹木の名は紫式部に由来するのかというと、そうではないらしい。

古くは、「ムラサキシキミ(紫重実)」と呼ばれていたという。
シキミはシゲミ(重実)が転訛(てんか)した読み方であるとか。
シゲミ(重実)とは実が重なってついていること。

紫色の玉の実が重なってついている木だからムラサキシキミ。
どうやら昔の人も、花よりも紫色の実に注目していたらしい。

そのムラサキシキミがいつのまにかムラサキシキブと呼ばれるようになり、漢字で「紫式部」と書かれるようになった。

紫式部にはまったく関係のない、そういういきさつがあったとしても、この花を見ていると、何やら平安時代的な雰囲気を感じる。
この花から伝わってくるイメージは、平安朝以外のなにものでもないように思えてくる。

紫式部を身近に感じたい方々がたくさんいて、この紫の実のなる木に、紫式部のイメージを定着させたのだろう。
枝先はまだ青い蕾。

蕾が淡い紫に色づくと花が開く。

こちらの蕾は、まだ白っぽい。

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