雑談散歩

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ようやく本格的な降雪があった青森市の積雪具合

ようやくの、まとまった降雪。
青森市内は、昨日今日と、まとまった降雪があった。
「まとまった降雪」と書くと、雪国以外に住んでいらっしゃる方は、「なんのこっちゃ」と思われるかもしれない。
ここで言う「まとまった降雪」とは、各所にばらばらに降っていた雪が一ヶ所にまとまって降ったという意味ではない。
「まとまった降雪」とは一定の分量の雪が降ったということ。

12月後半に入っても、なかなか積もるような降雪がなかったこの冬。
ようやく、街全体が白く覆われるぐらいの、まとまった降雪になった。
そんな青森市内の積雪の様子は、このページの写真の通り。

自動車道路も雪をかぶっている。
気象庁発表の本日の青森市内の最深積雪値は26センチ。
これが、本格的な根雪となることだろう。

ところで「根雪」とはなんだろう。
これも、雪国以外で生活していらっしゃる方には耳慣れない言葉であるかもしれない。
「根雪」とは文字通り、雪が根を下ろして定着すること。
今日降った雪が融けないうちに、さらにその上に雪が降り積もって、雪融けの春まで消えないでいる積雪最下層の雪のこと。
いわば積雪の成長の土台なのである。

ところで、今日降った雪は、積雪層の底で春まで消えないだろうか?
たぶんそれはない。
まだ地面は冷え込んでいないので、地面と接している雪は融ける。
積雪上層部は、降雪によって常に雪の状態が保たれているが、最下層の雪は融けかかったものが凍てついて氷状になっていたりする。
あるいはザラメ状になっていたり。

変化しながら消滅していくのが根雪の運命かもしれない。
水の流れと同じ。
降る雪の積もるは絶えずして、しかももとの雪にあらず、なんてね。

それはともかく、ようやく本格的な雪の季節に入った青森市だった。

クルマが走っても融けない道路の雪。

公園の林の中。


雪に見とれている愛犬。


今季初のスノーダンプ出動。
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