校庭の生垣となっているカイズカイブキに白い花が咲いた
カイズカイブキ。 |
近所の小学校の、校庭を囲んでいる生垣に、白いポチポチが出ていた。
カイズカイブキの葉は、緑が濃いので、無数の白い塊がよく目立つ。
目を近づけると、その小さな白い塊は、カイズカイブキの花のようであった。
この、とってつけたような花の咲き方が面白い。
カイズカイブキの枝先に白いポチポチが。 |
カイズカイブキは雌雄異株だそうだが、はたしてこの花は、雌花なのか雄花なのか。
秋に果実である毬果(きゅうか)が生れば、その株が雌ということになるのだろう。
松の毬果はマツカサとかマツボックリとか呼ばれて、よく見かける。
カイズカイブキの毬果は、まったく記憶にない。
この生垣は、愛犬の散歩コース上にあるので、いつも見ているはずなのだが・・・・。
ま、私の注意力なんて、そんなものなのだろう。
カイズカイブキは、ヒノキ科ビャクシン属の栽培品種であるという。
ビャクシンを園芸用に改良したものであるから、自然界で自生しているものがあるとしたら、それは園芸種が野生化したもの。
カイズカイブキは、野生化もするが「先祖返り」もするらしい。
カイズカイブキは、ところどころ杉のような尖った葉(針葉)を生やすこともあるという。
深く刈り込んだ枝から出てくる葉 が、こうなることが多いとか。
この針葉は、カイズカイブキの昔の葉の形で、「先祖返り」だと言われている。
生物 は、遺伝子を付け加えながら新しい特徴を身に付けて進化しているという。
その成長の過程で、その生物の進化の前の段階の特徴が出てくることもあるというのだ。
私は、人相が猿に似ているとよく言われる。
それは、進化の前の段階の特徴が出ているからなのだろうか?
私は、ヤブ漕ぎ山歩きが好きである。
それも、進化の前の段階の特徴が出ているからなのだろうか?
「人間の先祖は猿である」とか、「人類と猿は共通の先祖を持っている」とか、昔はよく言われていた。
その割には、人間は猿を大事に扱ってこなかった。
たぶん、われわれのご先祖様は、「進化論」なんて信じなかったのだろう。
そういう訳で、人類のご先祖様は人類だったのだ、ということになりはしないか?