ヤブ漕ぎ山歩き用安全保護具としての安全頭巾(保護頭巾)

横顔
作業着専門店で面白いものを見つけた。
溶接作業や、溶断作業用の保護具として身に着ける頭巾である。
品札には「安全頭巾」と書かれている。
ネットで調べると、「溶接帽」とか「溶接頭巾」とも呼ばれているとのこと。

材質は、厚手の帆布(はんぷ)でできており、丈夫そうに見えた。
値段は580円。
安かったので、山用の安全保護具として、ためしに使ってみようと購入。
愛用のクライミング用ヘルメットと一緒に装着したのが、上や下のヤブオヤジ写真である。
以前、ヤブ漕ぎの最中に、襟首に毛虫が落ちてきて、独りでパニックにおちいったことがあった。
それからは、首にタオルを巻いての山行となったが、首タオルは乱れやすい。
ヤブのなかではほどけやすい。

安全頭巾ですよ。
その点、安全頭巾は頭からすっぽりかぶって、頭巾の裾が首をカバーするというもので、乱れが少ない。
ネマガリタケのヤブ漕ぎの最中、笹の葉のエッジで首の皮が切れることも防げる。
襟首をヤブ蚊から守ることもできる。
もちろん毛虫からも守れる。

首は、人間の大きな弱点。
これを帆布一枚で完璧にカバーすることはできないが、事故の被害を少なくすることは可能である。
木の枝の折れ口が首を傷つけることがあるかもしれない。
転倒した拍子に、尖った石のかけらで首を傷つけることもあるかもしれない。
山の中で出血が起こればパニック状態におちいりやすい。
まして、人のいない山域をヤブ漕ぎ山歩きしていればなおのこと。
そんなときに、帆布一枚で出血が防げたとなると、それが事故を未然に防ぐことにつながりはしないだろうか。

山の中は建築現場と同じ。
危険がいっぱい。
建築現場での危険は、ある程度予知できるが、山の危険は予知が難しい。
突然熊と出くわすことだってあるかもしれない。
スズメバチに追っかけられることがあるかもしれない。
尾根を間違えて、迷うかもしれない。
急坂の下りで足を滑らせて滑落することもあるかもしれない。
そんな予知できない様々な危険に遭遇しても、装備がしっかりしていれば、大事に至らないで済むことがあるだろう。

赤穂浪士の、頭巾に兜という装備は、それなりに役に立ったに違いない。
建築現場の溶接工も、安全頭巾にヘルメット無しでは、自身の安全を確保しにくい。

ヤブ漕ぎ山歩きの安全頭巾にクライミングヘルメットも、安全登山に充分役立つ装備になることだろう。

後側の具合。ばっちり首筋は保護されている。

前面ヤブオヤジ。前の首もカバーされている。

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