お盆の15日、河川公園の沼で咲いていた睡蓮の花が見ごろだった

睡蓮
つがる市稲垣町にある岩木川河川公園の沼で睡蓮が花盛り。
今が見ごろである。
むっとする夏の熱気に包まれた沼。
その沼の水面から、清々しい睡蓮の花が顔を出している。

ここは睡蓮の名所ではないけれど、暑い夏の日に睡蓮を眺めているとなんとなく落ち着く。
そういえば植物を眺めることには、人の心を安定させる効果があると言われている。
植物の鎮静効果。
睡蓮は、暑さで疲れ気味の心と体を癒してくれているのかもしれない。
沼に近づくとかすかに泥の匂いがする。

この泥が睡蓮を育てて花を咲かせているのだろう。
沼の底泥は、沼内で育っていた水草などの水性植物の死骸と、それにまとわりつく微生物の死骸の堆積。
それらが分解し養分となって、また水生植物を育てている。
その繰り返し。
これは、かつての縄文人の重要な観念であると言われている「再生」というものではないだろうか。
沼の内で繰り返される「不死と再生」。
晩秋には睡蓮の葉は枯れ死んで水没してしまう。
それが春には再び浮上し、夏に美しい花を咲かせる。

もし縄文時代に睡蓮が存在したとすれば、縄文人たちは睡蓮を「不死と再生」のシンボルとして祭ったのではないだろうか。
などと勝手な空想を巡らせる。
しかし、睡蓮をデザインした縄文土器は見当たらない。
強いて無理に当てはめようとすれば、「火焔型土器」が睡蓮や蓮の花びらに似ていると言えなくもない。
ま、そんなことはあり得ないのだろうが、楽しく空想する分には自由なのだ。
と、お盆の15日に、河川公園の沼で睡蓮の花を見ながらいろいろ考えたのだった。

睡蓮が一斉に花を開いた。

赤い睡蓮。

白い睡蓮。

睡蓮の蕾。

  • 水面に浮かんだ葉と赤い睡蓮。

沼の水面を覆う睡蓮の群生。

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