高田大岳南東斜面で春の表層雪崩
高田大岳南東斜面の表層雪崩発生地帯。 |
上の写真の赤く囲んである部分は、黒森峠付近から見た高田大岳南東斜面の雪崩跡とその周辺。
高田大岳南東斜面を囲い込んでいる東尾根と南尾根が、標高1,150メートルあたりで接している。
そこからカール状に広がっている急斜面を滑降し始めたとき、表層雪崩を発生させてしまった。
崩れた雪の表層の厚さは15センチぐらい。
スパッと切れた幅は10メートルぐらい。
高田大岳南東斜面を囲い込んでいる東尾根と南尾根が、標高1,150メートルあたりで接している。
そこからカール状に広がっている急斜面を滑降し始めたとき、表層雪崩を発生させてしまった。
崩れた雪の表層の厚さは15センチぐらい。
スパッと切れた幅は10メートルぐらい。
急斜面をパラレルで滑降するきっかけをつかむために、斜滑降したのが雪崩誘発の原因となったようである。
パラレルで滑降を始めたとき、足元をすくわれて尻もちをついた。
あたりを見回すと、上方からサラサラとザラメ雪の層が流れ落ちている。
急いで立ち上がって、東尾根に避難。
雪の層が最大傾斜線に沿って止まることなく、かなり下の方まで滑り落ちていく様子を眺めていた。
小規模な雪崩だったので無事だったが、春でも表層雪崩が発生するのだと思い知らされた。
登りの斜面では、最近の降雪の形跡は認められなかった。
全行程ザラメ雪だった。
その良質(スキー滑降にとって)のザラメ雪の下に弱層があったと思われる。
高田大岳南東のカール状斜面は雪崩地帯だとされていたが、残雪の季節に表層雪崩が起こるとは思いもしなかった。
U字谷やカール地形(圏谷)は、雪崩斜面である。
高田大岳南東斜面をGoogle Earthで見ると、スプーンでえぐったような地形になっている。
こんな斜面は雪崩警戒斜面。
これに似たような地形の斜面は要注意であると肝に銘じた次第。
そういえば、南八甲田の橇ヶ瀬(そりがせ)沢に落ちている乗鞍岳東斜面もカール状急斜面だった。
気をつけねば。
パラレルで滑降を始めたとき、足元をすくわれて尻もちをついた。
あたりを見回すと、上方からサラサラとザラメ雪の層が流れ落ちている。
急いで立ち上がって、東尾根に避難。
雪の層が最大傾斜線に沿って止まることなく、かなり下の方まで滑り落ちていく様子を眺めていた。
小規模な雪崩だったので無事だったが、春でも表層雪崩が発生するのだと思い知らされた。
登りの斜面では、最近の降雪の形跡は認められなかった。
全行程ザラメ雪だった。
その良質(スキー滑降にとって)のザラメ雪の下に弱層があったと思われる。
高田大岳南東のカール状斜面は雪崩地帯だとされていたが、残雪の季節に表層雪崩が起こるとは思いもしなかった。
U字谷やカール地形(圏谷)は、雪崩斜面である。
高田大岳南東斜面をGoogle Earthで見ると、スプーンでえぐったような地形になっている。
こんな斜面は雪崩警戒斜面。
これに似たような地形の斜面は要注意であると肝に銘じた次第。
そういえば、南八甲田の橇ヶ瀬(そりがせ)沢に落ちている乗鞍岳東斜面もカール状急斜面だった。
気をつけねば。
高田大岳南東斜面のカール状地形。Google Earthより。 |
導入部は細いブナが混んでいる。 |
小さな湿原の向こうに、本日の目的地である高田大岳が見える。 |
登るにつれてブナの木々の間隔が広くなる。 |
森を抜けて、無立木の斜面を登る。 |
高田大岳南東方向に広がる素晴らしい大斜面。 |
斜面越しに遠くの折紙山(滝沢地区)を眺める。 |
噴火口の縁の大岩。 |
高田大岳の山頂方向を眺める。 |
黒森の西側は雪消が早い。 |
表層雪崩発生。 |
サラサラと小規模な表層雪崩が最大傾斜線を流れ落ちていく。 |
尾根筋を滑ってから、沢の急斜面に入る。 |
良いザラメ雪だったので気持ちの良いターンができた。 |
自動車道路から高田大岳の雪崩跡を眺める。 |