雑談散歩

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傘のイラストの需要が多いのは、身近で単純なわかりやすい形だから

傘のイラスト。
【傘のイラスト。】


「CorelDRAW X8」で傘のイラストを描いた。
簡単に描いても、すぐに傘だとわかる。
それだけ傘のイラストは多くの人に親しまれている。

多くの人から親しまれているイラストは、需要も多い。
単純な形の傘のイラストが、様々な媒体で活躍しているのはご承知の通りである。

簡単でわかりやすいものは人気が出る。
しかも、簡単でわかりやすいものには普遍性がある。
松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」は、俳諧を知らない人でも知っている有名句。
この句は、すでに江戸時代から俳諧の代名詞的な存在であったという。

平易な言葉と身近な題材。
簡単でわかりやすそうな印象。
これがこの句を普遍的なものにしているのではないだろうか。

それはイラストにおいても同様であるかもしれない。
ピクトグラムのように、単純明快で視認性に優れているイラストは、多くの人に支持されている。

アイコンは、コンピュータ上の記号表記として用いられることが多かったが、今ではピクトグラムのような働きもしている。
ピクトグラムは白と濃い色の2色で描かれることが多いが、アイコンは3色以上のものがほとんどで、カラフルで人目を引く存在である。
しかも今は、正方形が流行りだ。

ピクトグラムやアイコンは、簡単でわかりやすくなければ役に立たない。
瞬時にその意図するところがわかるイラストでなければならない。
企業のロゴマークも、そういう一面を持っている。

傘のイラストは、ピクトグラムになったりアイコンになったり、時には会社のロゴマークになったりしている。
その図柄が、身近でわかりやすいからだろう。
太陽や雲と並んで、傘のイラストはインターネットやテレビの天気予報に大活躍。

イベントのポスターやチラシの「雨天決行」の横に、傘のイラストがちょこんと置かれたり。
梅雨の時期を示すサインとして、ホームページのアイコンに使われたり。
いつの時代でも、人の行動や気分はお天気に左右される。
人とはそういう存在であると思い知るイラストでもある。

そんな傘のイラストは、誰でも描くことができるもの。
誰にでも描けるから、親近感が湧くのだ。
芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」も、「ひょっとしたら私にも作れるかもしれない。」と多くの人が思うような外観を持っている。
そういう外観に対して、多くの人が親近感を抱いている。

「ひょっとしたら私にも作れるかもしれない。」という点が傘のイラストと「古池や・・・」の句の共通点となっている。
しかし、誰でもが作れるものではないという点が傘のイラストとの大きな相違点。

それは、ともかく。
「CorelDRAW X8」では、図形を変形させて傘のイラストを簡単に描くことができた。
存在感のあるイラストが、単純な図形の組み合わせで描ける。
これもグラフィックソフトウェアのおかげ。
「CorelDRAW」の面白さが、サインやデザインの世界をさらに面白くしてくれるかもしれない。


ハイライトで傘の張りを表現。



「手元(ハンドル)」と呼ばれている握りの部分。



傘のイラスト。
「中棒(シャフト)」が太めの方が、傘のイラストとして面白い。



カラフルな傘のイラスト。
色のバリエーション。


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