雑談散歩

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高価な雪囲い

がっしり雪囲いされている。
今朝、公園を散歩して面白いものを見つけた。

池の脇に置かれた、右の写真のベンチが一個だけ、しっかりと雪囲いされていた。

この公園の植え込みの雪囲いよりも立派な「仕様」になっている。

天板と四方が貫板で密に被われている。

そういえば、ここには、あたりに配置されたベンチとは違う雰囲気のベンチがあったっけ。

背もたれとか脚部とか座板の枠がステンレスのパイプで出来ている立派なベンチである。

なぜこの一個だけが立派かと言うと、これは、この公園への「・・・・クラブ」の寄贈であるからだ。

ベンチの立派さは、「・・・・クラブ」の立派さを表している。


この公園では最高の雪囲い。
囲われたベンチの正面。
「寄贈」と記されたプレート。
貫板の雪囲いの隙間から中を覗くと、「寄贈」と記された「・・・・クラブ」の銘板がステンレスのパイプの背もたれの真ん中辺に取り付けられてある。

ステンレスのパイプは錆びてはいないが、このプレートは錆が付き始めている。

ステンレスは一般に錆びにくい材質なのだが、安価で錆びやすいステンレスもあると聞いた事がある。

プレートの日付は平成17年9月?日となっている。

もう7年も経っているので、錆が進んでいるのだろう。

このベンチのパイプの組み方を見ると、凝っているので、相当高価なベンチだとわかる。

高価なベンチには高価な雪囲いが必要なのである。


下の写真は、この公園の付属品のベンチ。

どこにでもある公園のベンチである。

どこの公園でもそうだと思うが、厳冬期も野ざらしのままになるようだ。

夏場、人々の休息をのせてきた腰掛けに、冬は重い雪がどっさりと腰をおろすのだ。

雪を拒んで雪囲いするベンチと、雪を受け入れるベンチ。

夏に感じた違和感は、このことだったのか・・・。


この公園に常設の並のベンチ。
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