雑談散歩

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オオバコの草紅葉

オオバコ01
【公園のオオバコの原っぱ。】


いつもの公園を散歩していたら、いつの間にかオオバコが紅葉していた。
オオバコは踏み付けに強い草。
子ども達がよく遊ぶこの公園の原っぱで、圧倒的に目につく草はオオバコだ。

人の踏み付けの無い場所だと、オオバコは他の背の高い草の陰になってしまい、光を得る事が出来ない。
背の低いオオバコは、空中戦では弱い。
だがオオバコは、他の草よりも人の踏み付けに強い。
その適応力で、公園の「敷き草」的な勢力を保っているのだろう。

そのオオバコが部分的に紅葉している。
赤みがかった葉も奇麗だが、花穂や茎の独特の赤さもしゃれている。
公園の草原の一面のオオバコが、一斉に紅葉したら見事なものだろうが、そういう景色はまだ見た事が無い。

おそらくオオバコは、公園の各所でひっそりと紅葉しながら枯れていくのだろう。
草は、ひかえめで目立たない。
枯れながら花穂を上に向けて、種(子孫)の拡散を試みている。
路傍や公園の「雑草」の代表格として、その地位をたもつために、目立たない努力にも励んでいるのだ。


オオバコ02
オオバコの紅葉。

下の写真のオオバコは、山の林道で見かけたもの。
紅葉の赤さが鮮やかだ。

マゼンタにちょっとシアンが混ざったような、紫っぽい赤。
この山で見かけたオオバコは、葉っぱはオオバコだが、茎や花穂が見当たらない。
オオバコは風媒花だから風の強い山道では、この時期、もう花穂の役割が終わって、茎や花穂をたたんでしまったのだろうか?

いずれにしても、この秋は、足もとの草紅葉が賑やかだ。


オオバコ03
山のオオバコ。


オオバコ04
山のオオバコの紅葉。
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