2015/08/26

ニワウルシに勝るとも劣らないポプラの繁殖力

ポプラ並木
ポプラの木。

以前、ニワウルシの旺盛な繁殖力のことを記事にした。
だが、ポプラの木も負けてはいない。
ポプラの成木の近くを見ると、あちこちに幼木が顔を出している。
ポプラとは、もともとはヤナギ科の、それに相当する植物の「属名」であるという。
この「属名」の和名は、ヤマナラシ属あるいはハコヤナギ属。
ヤマナラシはハコヤナギの別名。
なんだかとてもややこしい。
草刈りを免れて伸びているポプラの幼木。
日本では、「ポプラ属(Populus)あるいはヤマナラシ属あるいはハコヤナギ属」として、ヤマナラシ、ドロノキ、チョウセンヤマナラシの三種が自生しているらしい。

私たちが、一般にポプラと呼んでいるのは、「セイヨウハコヤナギ」のこと。
セイヨウハコヤナギの別名はイタリアヤマナラシと言い、原産地はヨーロッパ。

有名な北海道大学のポプラ並木は、このセイヨウハコヤナギ(イタリアヤマナラシ)ではないかと言われている。
竹箒を逆さまに立てたような樹形はおなじみ。

また、「竹箒型」と違って樹冠が広がっているものは「改良ポプラ」と呼ばれている。
「改良ポプラ」は、イタリアをはじめとするヨーロッパ各地で交配された品種群のことらしい。
ポプラの品種がいっぱいあるということだけは、はっきりしている。
地上に露出しているポプラの根から幼木が生えている。ポプラの株立ち?
ポプラとは、「ポプラ属」の樹木の総称であったり、セイヨウハコヤナギの別名であったり。
また、ヤマナラシやドロノキを「日本のポプラ」と呼んだり。

樹木の呼び名で、「ポプラ」ほどややこしいものは無い。
ポプラという呼称を使わずに、これはセイヨウヤマナラシ、これはヤマナラシ、これはドロノキ、これは何々と呼んだ方がスッキリするのだが。

それはそうと、「ポプラ」ほど日本人に親しまれている樹木の名前は無い。

日本の小学校や中学校の校庭には、たいてい「ポプラ」の木が植えてある。
「ポプラ」は成長が早く、大きく育つので、子どもたちがすくすく育ってほしいという願いを込めて校庭に「ポプラ」の木が植えられたのだろう。
歌詞に「ポプラ」が使われている歌も多い。

「ポプラ」は樹形や葉が特徴的で、小さな子どもでも見分けが可能である。
子どもが一番先に覚える木の名前は「ポプラ」であるかも知れない。
「ポプラ」という語の音感も親しまれていて、飲食店などの店舗名によく使われている。
草のように小さなポプラの幼木。
そんな「ポプラ」が、ニワウルシ並みにあちこちに生えている。
ニワウルシに勝るとも劣らない繁殖力だ。
成長が早いのもニワウルシ並み。

「ポプラ」は大木になることが多いが、寿命は比較的短い。
数十年から100年ぐらいで老木となり、強風に倒れやすいという。

そんな「種属」だから、あちこちに子孫を残そうとして懸命に繁殖しているのか。

それはともあれ、「ポプラ」の木は老木化しやすく、強風や病害虫に弱い。
各地で大木化した「ポプラ」が倒れて、人身事故を引き起こしている。

そのうち、街の公園や学校から「ポプラ」が消える日が来るかもしれない。

そんなことを思ってか思わないでか、今日も「ポプラ」の幼木はすくすくと育っている。
あちこちにポプラの幼木。

葉の大きさは成木と変わらないぐらい。

幼木の幹は赤っぽい色。



アスファルトの上に薄く積もった土からも、ポプラの幼木が伸びている。

市民センターの駐車場の端にポプラ並木。

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