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2015/12/09

大腸の中は、身体の外側?

大腸内視鏡検査を何回か受けて、気がついたことがある。

大腸内視鏡は、腹腔鏡手術と違って体を切開することなくカメラを大腸内に入れることが出来る。
人体にあいている肛門と言う穴から、スムーズにカメラを挿入できるのだ。

外の世界のものが、たいした障害物もなく、そのまま肉体の内側に入ることが出来るなんてどうしてだろう。
それは、ひょっとしたら、大腸の中も外の世界であるからかもしれない。
そう思って、調べてみたら、その通りだった。

腸は体内にある「外」、つまり体内に存在するが、腸の表面は、外側に面している臓器なのである。
腸に限らず、消化器官は、口から肛門まで外の世界に通じるトンネルになっている。
だから、外の世界のものである大腸内視鏡が、体外から体内に行き来できるのだ。
たとえば、人が洞穴の中へ自由に出入りできるように。
腸の壁は、洞穴の壁と同様、その表面は外側に面しているのだ。

肛門と言う「門」があるが、大腸を洞穴に例えると、大腸の中の壁が肉体の外側であることがよくわかる。
肉体の内部は外気に触れることのない無菌状態だが、大腸の中は、外気が出入りしている。
さらに、大腸の中には、悪玉菌とか善玉菌とか呼ばれている様々な菌が生息している。

大腸内視鏡検査で、モニターに映った自分の腸の中の光景を見て、なんというネガティブな景色だろうと思ったものだった。
しかし、これも私の表皮の一面なのだ。
世間にお披露目するようなものでは無いが、身体の中で、外の世界と直接触れ合っている存在である。

以下は、素人の発想であるから、医学的に正しくはないかも知れない。
大腸の壁(表皮)にポリープができるということは、手とか足の皮膚にデキモノができるようなものではないだろうか。

そのデキモノの表面だけが癌細胞化しても、皮下(身体内部)に癌が侵入していなければ、表面を取り除くだけで、癌は消滅する。
大腸ポリープも同様に、ポリープの表皮や茎の部分が癌細胞化しても、癌が大腸の皮下(粘膜表層下=身体の内部)に侵入していなければ、ポリープの切除だけで癌は消滅する。

早期の大腸癌は完治することが多いと言われている所以は、大腸壁が皮膚同様に肉体の外側であるからだろう。
内視鏡で発見しやすく、早期であれば治療もしやすい。

近年、大腸癌は増加傾向にあると言われている。
大腸は体内にあって「外」に開かれた臓器であるという「利点」を生かして、早期発見、早期治療ができれば幸いである。

私の大腸ポリープ体験記事のまとめページです。関心のある方は、こちらの閲覧もどうぞ。

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