雑談散歩

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夏山のヤブ漕ぎ山歩き用にピッケルを買った

購入したピッケル。


 ピッケルは、積雪期の登山で主に使われる道具。
その用途は下記の通り。

  1. 雪面歩行時のバランスを保つための杖として。
  2. 積雪急斜面での滑落防止のアンカーとして。
  3. 急な積雪斜面での体の支持のため。
  4. 急な積雪斜面の上り下りで、ピックや石突きを雪に刺して、手がかりとするため。

 しかし、私の冬山は、テレマークスキーによるスキーハイキングなので、ピッケルを使用する機会はほとんどない。

アイゼン(クランポン)は岩木山でよく使うが、ピッケルやアックスを使わないと登れないような冬山へは行かない。
そんな場所は、テレマークスキーで快適に滑降できないからだ。


ヘッド。


私がピッケルを購入したのは夏山で使うためである。

無雪期の私の山歩きスタイルは、ヤブ漕ぎ山歩き。
登山道のない低山の尾根を登って達成感や景色を楽しむというスタイル。

青森市の近くでは、東側に位置する滝沢地区の山へよく出かけている。
滝沢の山は標高は低いが、けっこう急峻な尾根を従えた山が多い。
そんな山の上り下りの手がかり用として、今までは下の写真のゴルジュハンマーを使っていた。

沢筋の土の「草付き」などを登ったり下りたりしなければならないときは、ゴルジュハンマーの石突きを土面に刺して手掛かりにしたり、ゴルジュハンマーのピックで土の壁に足掛かりを作ったりして移動していたのだ。
これはこれで、重宝していた。
このゴルジュハンマーと、スキー用のストックを杖替わりに持って山を歩いていたのだが、長めのピッケルがあれば、それ一丁で足りるのではと考えるようになった。

急な斜面をトラバースするときも、ピッケルを体の支持用に使える。
ピッケルを杖替わりに使ったり、手掛かりにしたり足掛かりを作るのに使ったりしようという魂胆である。
特にヤブ漕ぎの際は、手道具が少ない方が軽快に歩ける。


長年愛用のゴルジュハンマー。


石突き。


私が購入したピッケルは、「オクトス・オリジナルピッケル」でサイズは70センチ。
重さは、約450グラムと軽い。
ヘッド部は、炭素鋼S45C。
シャフト部は、ジュラルミン(7001)製。

一般縦走用のピッケルで、UIAA(国際山岳連盟)規格合格品とのこと。
ピッケル入門用なので手に持った感じは、ちょっと華奢である。
でも、軽くて扱いやすそうなのが、私にはちょうどいい。
値段は税込みで、6、980円。
華奢な分だけ低価格。
ピッケルとしての貫録にも迫力にも少し欠けるから、そんな値段なのだろう。

さて、現場での使い勝手はどうだろうか。
それを、ヤブ漕ぎ山歩きで、試してみなければなるまい。


ヘッドのブレードとピック。
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