2016/07/22

花の寿命が短いネジバナ

8日ぐらい前に、犬の散歩で公園に寄ったときネジバナが咲いているのを見つけた。
そのときはカメラを持参していなかったので、いずれ写真におさめようと思ったままだった。
以後、お天気の悪い日が続いて、なかなかチャンスに恵まれない。
今日、やっと良い天気になったので、一眼レフを持ち出して公園へ。

この前の場所を探したが、花の姿はどこにも見当たらない。
もう散ってしまうとは、ずいぶん寿命の短い花である。
別の芝生を探したら、かろうじて咲き残っているネジバナの花を見つけた。

ネジバナの頭頂部。
ネジバナは、ラン科ネジバナ属の野草。
花が小さいので、パッと見た目にはランの仲間とは思えない。
だが、花の拡大写真を見ると、ランらしい花の形をしている。
その一個一個の花が、花茎のまわりにネジのように螺旋状につくからネジバナと呼ばれている。

ネジの無い時代には「もじずり・もぢずり」と呼ばれていたらしい。
日本全国の日当たりの良い芝生地などで、普通に見られる花である。
ランの花の仲間は、その多くが美しく独特の花の形であるために、園芸愛好家の方には人気が高い。
ネジバナは、身近な場所に咲いていて、どこでも見ることができる花であるから、ランの花のなかではあまり関心を持たれていないようである。

しかし小さな花を、カメラでマクロ撮影してみると、その華麗な美しさに心打たれる。
やはり、ランの花としての存在感が伝わってくる花である。
青森の短い夏をひっそりと彩るネジバナ。

一旦咲いたら8日ぐらいで散ってしまう。
小さくて寿命が短い花なので、ひそかに咲いて人知れず消えていく。
そんな儚い花故に、ネジバナとの出会いなしには、夏の自然を楽しめない。

花が螺旋に巻いている様子。やや斜め上から撮影。

花が螺旋に巻いている様子。横から撮影。

花の拡大写真。5弁が紫紅色、唇弁が白。

連続写真のような花のつき方。花軸と子房に短毛が生えているのが見える。

まるで群舞しているように連なって咲くネジバナの花。

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