2016/08/14

夏の道端に咲いていたニラの花

ニラの花
愛犬と散歩の途中、街路樹の根元で群生している白い花を見つけた。
なんという野草だろう、と思って近づいたら、なんとそれはニラの花だった。
ニラには、野菜が野生化したものでは無く、もともと野生の種があると聞いたことがある。
だが、写真のニラは、畑から脱走して野生化したもの。

近くにニラを植えている家庭菜園があった。
植物だから、脱走してもたかが知れている。
でも、自動車道の横の狭い場所で生い茂っているのだから、たいした繁殖力である。
ネギや玉ねぎ、ニラはユリ科の植物だとずっと思っていたが、それは旧い分類方法であるとか。
現在、もっとも支持されている分類方法(APG植物分類体系)によれば、ネギや玉ねぎ、ニラはヒガンバナ科であるそうな。
ちなみにAPG植物分類体系では、「ニンニクよお前もか」で、ニンニクもヒガンバナ科。
ユリとニンニクなら、ユリ根というものがあるから、なんとなくわかるのだが。
ヒガンバナとニンニクでは、ちょっとピンとこない。

街路樹の根元で咲いている白い花。
ニラの花は半球型の散形花序。
花に鼻を近づけても、あまりニラ臭は無い。
だが、茎や葉をちぎると、独特の香りがあたりに漂う。

ニラを食べるのが大好きでも、ニラの花を知らない方、見たことが無い方は割と多いのではないだろうか。
スーパーの棚で束になっているニラに、花はついていない。
かくいう私も、ニラの花をじっくり見たのは初めてである。

ところでここに、ややこしい問題がひとつ。
写真のニラの花は食べることができるが、ニラによく似たハナニラという植物は有毒である。
ハナニラとは花が美しい園芸植物。
葉がニラに似ていて、ちぎるとニラの匂いがする。

でも、野菜のニラの仲間では無い。
野菜のニラの開花期は夏。
ハナニラの開花期は春。
だから、春に花を咲かせるニラに似た草は食べてはいけない。
ニラの匂いがするからといって、決して食べてはいけない。

愛らしいニラの花。散形花序。

ニラの茎は、葉と違って固い。

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