不景気時代のスナックのママ

夕べ、久しぶりに外へ飲みに出た。
 
たまには生活に気分転換を、と思い出かけることにしたのだった。
 
8月のお盆過ぎに出かけて以来だから、40日ぶりぐらいの外飲み。
 
もう、15年程の付き合いのある知り合いのスナックへ向かった。
 
不景気でお客が減ったと嘆く飲食店が多いなかで、この店はまあまあの繁盛ぶり。
 
その訳は飲食代が低価格であること。

ママさんの明るい性格。

「水商売」のプロというよりは素人っぽい気さくな雰囲気の店であるということ。
 
この3点が集客力アップを支えていると思う。
 
飲食代を低価格に設定できるのは、ママさんが日中はブティックを経営していて、資金的にゆとりがあるため。

夜のスナックの方は薄利多売方式の経営ができるかららしい。
 
男性客は3千円で、飲み放題カラオケ歌い放題という料金設定だ。

女性客の場合は、2千円でOK。  
 
食べ物は、チーズとかチョコレートとかスルメとかの、袋から取り出したものがほとんど。
 
私の場合、生ビールだけだから、ボトルをキープした場合の料金設定はわからない。

「水商売」という言葉は、高く料金を取られそうという印象がある。

実際、お客を見て料金を水増しする店もあるようだ。

料金の設定が不明な店もある。
 
私の知り合いの店は、懐具合が寂しくても、安心して気楽に飲んでいられるというのが強み。
 
飲食店の接客サービスでは素人なので、語り口の面白さや話題の多様性は無い。

ちょっと行動に問題のあるお客や、酔いが進んだら隣のお客にからむなどの問題を起こすお客に対する対応は、まったく下手。

どちらかというと、それでパニックに落ち入るタイプだ。
 
素人の浅はかさ、そこが弱み。

でも常連のお客のほとんどは協調性のある大人の方が多いので、なんとか救われているな、というような有様だ。
 
手持ちの話題が少ないので、ただひたすらカラオケをすすめざるを得ないのは、接客サービスとしてはマイナス部分。

安くて気楽だというところで、プラスマイナスゼロになるのかな。

素人商売が流行るということは、お客さんの方も、飲みの素人が増えたということなのだろう。

接客熟練のプロのママの語り口の面白さを求めるお客さんが減ったのだろう。
 
「水商売」のスナックママに、このお客は侮れないなと思わせるようなタイプのお客さんが減ったということになるのかも知れない。

不景気だが、人間関係が平坦で、まだ世の中のほとんどがのんびりしている証拠なのだろう。

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