考える マンモスハンター

 日本人の祖先と思われるグループが当時の日本列島にやって来たのは、今から4〜3万年前と言われています。

 旧石器時代に、酷寒のシベリアでマンモスを狩って暮らしていた人達が、日本人の祖先集団のひとつとして、日本列島に渡って来たということです。

 その説の真偽はともかく、2万年以上前の旧石器時代に、酷寒のシベリアで、「技術開発」と「創意工夫」で、マンモスを生活の糧に生計を成り立たせていた人間のグループが存在したことは事実のようです。
 それは、シベリアの「マリタ遺跡」というマンモスハンターの発掘で明らかになったということです。
 
 石刃や石錐でマンモスに立ち向かうのは、命がけの労働だったと思います。
 旧石器時代のシベリアでは、そういう仕事をしなければ生きていくことが出来なかったのでしょう。

 生活や労働の原点が、2万年以上前のシベリアにあったのです。

 今の日本は、国の借金がかさんで、もうこれ以上国債を発行できない状態だと言われています。
 この先も、少子高齢化は進んでいくために、社会保障費と医療費がかさむことでしょう。
 と同時に、社会保障と医療の公共サービスは間違いなく低下していきます。

 時代は、大げさに言えば、酷寒のシベリアへもどりつつあるかのようです。
 かつての、苦境に立ち向かったマンモスハンターのように、「技術開発」と「創意工夫」が生き延びるために求められていることは事実です。

 現在は、考える道具も、物を造る道具も、移動する道具も豊かな時代です。
 しかも、かつての知恵と勇気に支えられた歴史的遺産を多く共有できる時代です。

 日本人の祖先が、真に知恵と勇気に支えられたマンモスハンターであったなら、彼らの生活や労働を習う事が、この苦境に立ち向かう方法のひとつであると思います。
 

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