ミズ(ウワバミソウ)の生い茂る滝
滝の両側の岩場にびっしりと生えたミズ |
ここは、私がミズ(ウワバミソウ)を採りに行く場所のひとつ。
ミズの密集地(生育場所)としては珍しく岩場。
小さな滝の両側の岩場に生い茂っている緑色の草らしきものがミズ。
ミズは岩の上に貼り付いた苔や腐葉土に根を下ろして生えている。
根が浅いので、小さいミズがほとんど。
この岩場のミズはまだ採っていない。
食べるには、ちょっと小さすぎるかなということと、足場が悪くて採りにくいからだ。
でも、岩場のミズもけっこう瑞々しくて美味しそうではある。
来年の春頃、またここへ来る予定だから、その時、採って試食してみるつもりだ。
ここのミズは、土よりも沢の水から養分を吸収して生育しているような状態に見える。
この沢の水はミネラル分が豊富なのかもしれない。
この沢は、ここより下流のほうで、前回書いた「泡々の壷」の川に合流している。
ここのミズの生育ぶりで、「泡々の壷」のミネラル分の豊富さがうかがえるようだ。
この滝を越えて遡れば、そこはどうなっているのか。
それはまだ調べていない。
いつもは、この滝のずっと手前の河原でミズを採っている。
ただ山菜を採るだけでは無く、その山菜のある場所(山)を散策するのも山菜採りの楽しみのひとつ。
ミズの生育環境は様々。
生育環境の異なる場所で採れたミズを食べ比べるのも興味深いもの。
以前、山歩きの途中、沢からかなり離れた斜面に生えていたミズを少し採って帰ったことがあった。
それを食べてみたら、粘りがなく、ちょっと筋硬い味だった。
ミズはやっぱり水場のものが美味しいと確信した次第。