雨に弱いナラタケ

脆いのがナラタケの魅力?
ナラタケは雨に弱いキノコです。
山が大雨に見舞われて、ナラタケが大量の水分を吸い込むと朽ち果ててしまいます。
全般にナラタケは収穫後の痛みが早いキノコです。
特にカサの部分は、バラバラに崩れやすく、もろい感じです。
大量に発生することが多いキノコですが、このように脆い肉質のため、採取する時期を逃すと大量に腐っていたりします。

今回の台風15号の大雨のせいで、あちこちの山でナラタケの収穫量が減ったという話を聞きます。
この地方では、キノコ採りが盛んなので、キノコに関する情報が容易に手に入ります。
ここのところ、ナラタケは雨でダメだったが、アミタケ(イクジ)は収穫に成ったそうです。
ハタケシメジもそこそこの量が採れたと聞きます。

もっとも広く親しまれているナラタケの採取が振るわないので、悔しがる人が多いのです。
そういうこともあるから、キノコ採りは楽しいのでしょう。
いつでも簡単に大量に手に入るのなら、採取の喜びは薄れます。
キノコ採りは、探し歩く方法を工夫しながら行う宝探しです。
キノコ採りは様々な方法を駆使して、キノコの在処に辿り着くのです。
お宝は、なかなか手に入らないもの。
大量に発生するナラタケも、雨に弱くて腐りやすく採取のタイミングがとりにくいので、お宝の値打ちがあるのかも知れません。
水濡れに弱いナラタケの可憐さが、ナラタケ採りの魅力なのでしょう。

台風の役割
今回の台風による大雨で朽ち果てたナラタケですが、台風はナラタケを滅ぼす敵なのではありません。
毎年やってくる台風が、山の倒木を増やし、ナラタケの発生源を作ってもいるのです。

ナラタケがあまりにも大発生すると、それが病原菌となって森の樹木に悪影響を与えるようです。
森のナラタケを増やさず減らさず、結果的に台風がその調整役になっているのかも知れません。
台風も一面では、森造りの一端を担っているのでしょう。

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