キノコ探しの方法(その2)

愛用のシルバーコンパスと数回の使用でボロボロになった地形図
キノコ探しの方法(その1)の続きです。

山での行動
目的地(ここでは沢の分岐点)に到着するまで、ただひたすらそこに至る直線上を進むわけではありません。
その途上、小さな沢があれば、その沢筋でキノコを探したりします。
キノコは沢筋に多く発生しているからです。
沢筋を離れなければ、コンパス無しで行動しても迷うことはありません。
ただ、その沢とクロスしたポイントは、何か印を付けて解るようにしておく必要があります。
また森の中の大木の下の、薮の無い開けた空間があれば、そこを基点にして四方八方にコンパスを合わせて進み、周囲を探索します。
この時は、あまり深くは進みません。
長い距離を進み過ぎて、戻る際に基点を外してしまったら、目的地(沢の分岐点)に至るコース(地図上の直線)を見失う可能性があるからです。
ミニ探索から基点(大木の下の薮の無い空間)に戻る時は、磁針の北と南を逆にして戻ります。
基点から120度で進む場合、シルバーコンパスの北の磁針は、リングの度数線の360度(真北を意味するN)に合わせます。
これは、林道や登山道から森の中へ入るポイントでコンパスを合わせる場合も同じです。
目的地に向かって出発する時は、必ずコンパスの北の磁針をリングのNに合わせて、維持した角度上を直進します。
逆に、基点に戻る時はコンパスの南の磁針をリングのNに合わせて進みます。
こうすることによって理屈では、辿って来た直線上の軌跡を正確にもどることが出来るのです。
コンパスのこの使い方(振り返って直線の軌跡を確認する方法)をバックベアリングと言います。

注記:ここに記されているシルバーコンパスの使用法は、私が公的機関で習得したものではありません。アウトドアのテキストや独自のトレーニング、実際の経験から身につけたものです。言わば独学です。それでも、今までシルバーコンパスを使用して山で正確に行動して来ました。私は自身のコンパスの使用法には確信を持っています。ですが、ここに記されている使用法は私の体験談であって、シルバーコンパスの扱い方のテキストではありません。私の説明の仕方に不備があって、それがシルバーコンパスの誤使用につながる可能性もあります。シルバーコンパスの使い方に興味を持たれた方は、信頼出来る熟練者や信頼出来るテキスト、信頼出来るウェブサイトで御確認下さい。

地図上の目的地(沢の分岐点)に到着したら、そのポイントもマーキングしておきます。
今度はその大きな沢筋に沿って散策しながらキノコを探し歩くのです。

帰路は、マーキングしたポイントからバックベアリングでコースを決めます。
往路の直線上を帰ることが出来たら、途中見覚えのある立ち枯れの大木とか大岩を確認することが出来ます。
往路から多少ずれても、出発点の林道や登山道と直角に近い角度でクロスするように設定(家で地形図に線を引くときにそう設定する)してあれば大丈夫。
出発点が解る場所に、薮の中から抜けることが出来ます。

2万5千分に1の地形図上の1ミリが、実際は25メートルです。
帰りに薮から抜け出た地点と出発点が10メートルぐらいずれていても、地図上では直線上を歩いたことになります。
もちろん、ずれは少しでも少なくなるように修練しなければなりません。

私のキノコ探しの方法は、楽しい山歩きの方法です。
キノコの収穫が少なくても、好きな山歩きが出来たなら、大満足。

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