今年はツキヨタケが異様に少ない

今年は珍しいツキヨタケの群生(10月10日:H沢にて)。
私の仕事の取引先の社長は、山菜採りが好きで、今の時期は暇さえあれば山へキノコ採りに出かけている。
社長の奥様も山菜採りが好きで、ご夫婦で山へ出かけることが多いようだ。
その奥様の話では、今年はキノコの収穫が少ないとのこと。
いつもなら大量の収穫になるナラタケ(サモダシ)が、ほんの少ししか採れていないそうだ。

このご夫婦と話をしていて、今年はツキヨタケの発生が極めて少ないと感じているのは私だけではないということがわかった。
社長夫妻とは違う山域に私は出かけているのだが、ナラタケ不足とツキヨタケの発生が極端に少ない状態はまったく同じ。

言うまでもなくツキヨタケは毒キノコ。
これは私の個人的な意見だが、ツキヨタケが大量に発生している年は、ナラタケやナメコの収穫が割と多いのではないかと思っている。
私はツキヨタケの発生状態で、その年のキノコの収穫をひそかに占っているだ。
この占いは、私の場合かなりの高確率で当たっている。
これも私のキノコ採りの方法である。
山へ入ったら、ツキヨタケのある方へと向かえば、まあまあの収穫が見込めると思っているのだ。
ツキヨタケの発生場所の周囲を探すということを、キノコ採りの目安にしている。

ツキヨタケは、毎年大量発生するキノコ。
山のキノコの半分ぐらいはツキヨタケではないかと思うくらい大量に発生する毒キノコなのだ。
ツキヨタケは、ムキタケや椎茸、ヒラタケといった片葉のキノコと間違えやすいので、日本のキノコ食中毒の半数以上はツキヨタケによるものと言われている。
今年もツキヨタケによる食中毒のニュースは聞いている。
発生が少なければ少ないで、キノコの見分けに不慣れな人が、間違えて採ってしまうことだってあるかもしれない。

大量発生するキノコは、生命力の強いキノコだと思っている。
その強いキノコが出ないのだから、他のキノコ達は、おそらく今年の「不順」な天候に負けてしまったのかもしれない。
と、菌研究者でもないのに、思いを巡らしている。

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