薄毛と理髪店の女店主

この頃、頭頂部の薄毛が目立つようになりました。
もう、60歳になったのだから年齢相応の自然なことだろうと、薄毛に対する特別な対応はしていません。

なじみの理髪店に行く度に、「薄くなったわね」とその理髪店の女店主に言われる。
ついこの間もその理髪店の女主人から、「何か対策してるの」と言われたから、「やったからって、どうにでもなるものでもないよ、そういう年齢なのだから」と応えた。

彼女は、この理髪店に常連客の誰々さんはこんな事をやっているとか、あんなことをやっているとか、ハサミを動かしながら話しかけてくる。
それで効果があるのかしら、と訊くと、やったからには何ほどかの効き目はあるみたいよ、と言う。
それに、薄毛を防ごうと言う気持ちになって、その行動を起こすだけでも若返るのだと言う。

年齢なんだからどうでもいいじゃないか、という態度が一番良く無いのだそうだ。
たしかにそれは言える。
でも、私は、薄毛に関してはどうでも良いと思っているが、筋肉の衰えなどの体力の低下に関してはそうは思っていない。
筋トレをして、その対策を実行しているつもりだ。

彼女は、薄毛には頭皮を刺激するのもいいのよ、と言ってシャンプーの時ブラシで頭をゴシゴシこすりはじめた。
これは良く無いと私は何かの本で読んだことがある。
髪をシャンプーするときは、手で柔らかくもみ洗いするのがベストだとその本には書かれていた。
ブラシでこするのは頭皮を傷つけるから良く無いのだ。

そのことを理髪店の女主人に言うと、「そんなことないわよ、かえって頭皮が丈夫になるのよ」と言い返す。
こうなると、意地になって否定してくるタイプのキャラクターだから、もうそのことには触れないことにしました。

髪の毛は頭を守る役割も担っているから、薄毛だと頭を怪我しやすいのかな、などと話をそらして何気ない話題へと小舟を漕ぎ出したのです。
彼女もそれに乗って来て、薄毛の話題の岸から離れて行ったのでした。

年をとっても身なりに関心をもつのは良い事です。
いや、年をとって老人になってきたからこそ身なりに関心を持つべきなのでしょう。
当然、薄毛に対しても、シャンプーして頭を清潔に保つという最低のことは、やらなければなりませんよ。

私の若返りの方法は、とりあえず身なりを清潔に保つことかな。

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