犬連れスキー登山

大あくびの愛犬リリー
賛否両論、様々な意見の飛び交う「犬連れ登山」のまねごとをしてみた。

雪山での犬の世話でいろいろ手を焼くのでは、と思ってカメラは持参していない。
上の大あくびの写真は、青森市内に雪が降る前の、横着なリリーの写真。

「愛犬家」と呼ばれている人には、自分が可愛がってる飼い犬を他人も可愛いと思うはずだ、という錯覚に囚われている方が少なく無いように思う。
私が過去に出くわした「愛犬家」に、そういう方が多かった。

飼い犬のことで、他人に不快な思いをさせるのは、そういうタイプの方が多いような気がする。

そんな飼い主にとっては、自分の「愛犬」が見知らぬ他人にじゃれついている光景は微笑ましいものであるかも知れない。
しかし、犬の苦手な人、犬の嫌いな人にとっては大迷惑なのである。

いままで、犬連れ登山のワンちゃんに何回か出くわしたことがあったが、みな静かで聞分けの良いワンちゃんばかりだった。
ところが、リリーは、上から降りて来た登山者(スキーヤー)には吠えまくるは、登って行く登山者の後を追っかけていくはの「迷惑犬」ぶり。
ま、躾がなってないから、こうなることは予想していたのだが。
酸ヶ湯温泉の駐車場から、なるべく人のいないコースをと、酸ヶ湯沢沿いに登ったのだが、まだ雪が浅いため木が混んでいて、進むのは容易でない。
それで、大岳環状ルートへもどったら、お天気が良かったので、登山者が多かった。
雪の踏み跡は舗装道路状態。

リリーは、カラフルな出立ちの登山者に吠えたりジャレついたりの大奮闘。
今日は「お試し」だったので、地獄沢の手前でのんびり休憩して、引き返した。

糞は、朝に一回、クルマから降りるとまたするので、山でウンチする心配は無かった。
おしっこは数回。
これが国立公園の山の貴重な植生・生態系に影響を与えると言えば、なんらかの影響はあると思う。
この点について、「犬連れ登山NO!」を叫んでいる方から問い詰められれば、返す言葉も無い。

「犬のほうが、人間より野生動物に近いじゃないか・・・」と、ぶつぶつと思いつきをつぶやくぐらいしか出来ない。

すると、それを小耳にはさんだ彼は言うかもしれない、

「人間には、野生動物と違って理性があるから、そこいら中に糞尿をたれるようなマネはしない。
「自然保護」という立派な思想も、野生動物には無い理性に基づいているのだよ。
だいたい下等な動物なんて、自然保護のホの字も持ち合わせていないじゃないか。
動物がいかんのだよ、自然破壊の元凶なんだからね、動物である犬は!ペッペッペッ」

あんたの唾だって、決して微弱では無い自然破壊かもしんねえぞ。 

犬は高層湿原の植物を踏み荒らして破壊するという非難もあるらしいが、私は無雪期に犬を自然保護地域へ連れて入る気はない。

また、犬のほうが人間よりも野生動物に『系統的距離」が近い故に、犬の持っている病原菌が山の野生動物に感染しやすいという意見もある。
つまり、人間には感染しなくても、山のウサギやカモシカやタヌキには感染する病原菌を犬は持っているということだ。

もしそういう病原菌が実際に存在するのなら、ちょっと後ろめたい。いや、だいぶ後ろめたいな、犬連れ登山は。

やたら犬を連れ歩くのも、どうかと思うことは確かにあるね。
ただ山スキーの友に、犬は良いんじゃないかなという思いは、強く持っている。
私と犬と、野生動物に近い者同士でね、楽しくやろうって算段なのです。

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