雪国の冬の雨

寒い雨から、温かい雪へ。

梅雨時の雨のうっとうしさを訴える人は多いと思います。
ジメジメしていて気分が暗くなって嫌だとか、カビが蔓延するから嫌だとか様々な意見があがります。

でも、梅雨は作物を育てる天の恵みでもあるから、生産的(農作物の成長を促す)です。
私は。梅雨はそんなに嫌いではありません。
梅雨時のしっとりと落ち着いた、静かな雰囲気が好きです。

梅雨時は、梅雨対策用品や梅雨時でも気を晴らすオシャレ用品を買い求めるたくさんの人々がいて、消費活動が盛んになります。
その品々を製造する生産業も販売業も梅雨で経済的に潤います。
何よりも、夏に向かって降る雨の清々しさがあります。

梅雨時の雨を嫌う人が、雪国の冬の雨を体験したら、何とおっしゃるでしょうか。
これほど暗く非生産的な雨の光景は他には無い、と言ったら大げさでしょうか。
とは言っても自然現象ですから、冬の冷たい雨も何かの生産に寄与しているのかも知れません。

冬の雨の日は、空は重い雲でおおわれてどんよりと暗くなります。
独特の荒涼とした雰囲気に街が包まれていくのです。
雪国の冬の雨はすべてを冷たく濡らしますから、身も心も寒い雨の日となります。

雪の降らない地方での冬の雨なら、なんとかしのげそうですが、雪国の冬の雨に対しては、この地方で暮らす人々は口を揃えて「嫌なものだ。」と繰り返すのです。

雪国では雪の日の方が雨の日よりも温かく感じることは前回の記事で書きました。
辺りを真っ白におおう雪に美しさを感じる人も多くいます。
スキー場が賑わい、雪かき用具が売れ、オシャレな防寒着が売れ、消費活動が盛んになります。
生活するには積もった雪は妨害にもなりますが、雪国では毎年のことなので、雪のある環境を乗り越えていこうという気概も生まれます。
それが雪国の雪の文化を育てているのだと思います。

この地方では、昨夜から今朝にかけて、ようやくまとまった積雪がありました。
辺り一面が雪で白くおおわれています。

寒い雨から、温かい雪の季節に入ったのです。

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