正月飾り

今日は29日。
今日が仕事納めの会社が多いことでしょう。

私の取引先の会社も、ほとんどが今日で2011年の仕事納めです。

街には正月飾りが目立つようになりました。
正月飾りを付けて、仕事納めは終了です。

正月飾りも、年々質素なものが多くなってきています。
今年は大きな震災があり、不景気も続行中で、節約ムードが各会社の玄関先に漂っています。

会社に正月飾りを付けるのは、新年を祝い、仕事の安泰や繁栄・発展を祈るためです。

各家庭の玄関先や部屋の中には、家庭の安泰と家族の長寿を願って、正月飾りが飾られます。

元日の初詣も、自身や家族・身内の健康と発展を願うために出かけます。

正月は、一年の中で最も願い事が空間に溢れている特別な時間の流れなのです。

ひょっとしたら、正月飾りは、それぞれの人の願い事を飾る空間意匠なのかも知れません。

門松や注連縄も空間を区切って、神聖な空間のための境界を築く意味があるのだと思います。

願い事をする場所を清めて、願い事の純度を上げるために、正月飾りを各ポイントに配置するのです。

華やかで清らかな雰囲気を演出するのが正月飾りです。

私達は正月に、健康や発展を願い、華やかで清らかな存在であろうと祈ります。

私達は何に向けて祈願するのでしょう。
神仏に祈り願うことが祈願の意味です。

これは、極私的な意見ですが、神仏も正月飾りであるのかも知れないと思う時があります。

私達が祈るのは、まだ発揮されない自身の才能、あるはずの隠れた能力、持続する決意・決断に向けてではないでしょうか。

それらを尊い存在として飾るのが正月飾りなのでは。
自身の独自な才能の発揮によって生じる、生きていることの証を得るために、私達は祈願するのだと思います。

独自な人生を成し遂げるために、正月飾りを飾り、他者との境界を築き、自己の独自性を際立たせる。

そう思いを進めると、市販の正月飾りよりも、自前の、手作りの正月飾りのほうが祈願する空間にふさわしいような気がします。

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