なぜ私のわきがは臭いか

前回の記事で取り上げた「わきが」についてです。

「わきが」は悪臭を放つとよく言われていますが、私自身の「わきが」を私はそれほどの悪臭とは思っていません。

これは私自身が長い間私の体臭と接している過程で、臭いの感覚が持続しなくなって、自身の体臭に気付きにくくなっているからでしょう。

周囲の人から指摘されて、はじめて私は「悪臭」を放っているのだと自覚するのです。

ネットで調べると、わきがの原因とか、わきがになりやすい人の体質とか、治療法とかのいろいろな情報に接する事ができます。

それらの情報を通して、「わきが」についての知識を深めることは出来ます。

しかし、ネットには、自分の「わきが臭」がどの程度の悪臭であるのかを、自身で検証する方法について述べているサイトは無いようです。

「なぜ私のわきがは臭いのか」は他人によってしか判別できないようです。

専門の医師によって、わきが(液臭症)と診断され、そのレベルを告げられるという次第になっているようです。

もっとも身近であるはずの体臭が、自身にとっては最も理解不能な存在でもあるのです。

この「体臭」を、「考え方」に置き換えてみたらどうでしょう。

もっとも多く接している自身の「考え方」が、自身にとってもっとも理解不能な「考え方」であるのかもしれません。

「自分の考えでものを言えよ」とか「自分の頭で考えてみろよ」とか言われて、はっとしたことがあります。

知識とか思想とかは後天的に獲得したもので、先天的に、体臭のように持ち合わせているものでは無いと思うからです。

もし、遺伝的に知識や思想を持ち合わせていても、それは自身の体臭のように検証不能です。

自身の考え方は、他人(社会)の批判によって、進行形として形作られていくものだと思います。

それは、自身を離れた文化なのだと思います。

私は私の体臭を、他人の反応によってしか理解出来ないのです。

絶海の孤島に独りで生きているなら、体臭なんて気にしないでしょう。

人は、社会の中で「自身の考え方」を絶えず気にしていなければなりません。


あえて「自身の考え」という念を忘れて、周囲の他人の考えを犬のように嗅いでみるのも、ひとつの手かもしれません。

そうすれば、「なぜ私のわきがは臭いのか」が理解できるような気がします。

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