夕焼けに映える日本家屋の窓の表情

生活全般、和風が好きか洋風が好きかと問われれば、両者は生活の中に混在しているので、なんとも応えられないものです。

和室が好きか洋室が好きかと問われれば、私は、断然和室です。

和室であれば、板の間もなかなかですが、やはり畳敷きのシンプルな部屋が良いですね。

窓際で本を読んだり、部屋の真ん中でごろ寝したり、部屋の隅でお酒を飲んだり、壁際に布団を敷いてぐっすり眠ったり、いろいろ出来ます。

ストレッチや腕立て伏せも、畳の上でなら快適に出来ます。

洋室だと、大きいソファーがあったり、テーブルがあったりで、生活の動きと言うか、居住スタイルが限られてしまうような気がします。

古い日本家屋なら、部屋のほとんどが和室という家が多いのではないでしょうか。

私は和室が好きと言うよりは、古びた木造の日本家屋が好きなのです。

家の外壁が下見板の板張り壁なら最高ですね。

そんな家は、見かけなくなりましたが・・・。

窓はサッシではなく、木枠にはまったガラス窓が良いです。

古い日本家屋は、そこに暮らす人の思いが込められて建てられていますから、様々な形のものがあります。

その家の形にも表情がありますが、窓にもいろいろな感情が漂っているように思われます。

窓は、家の外の風や光を部屋の中に入れたり、部屋の中から外の景色を眺めるためのものですが、外から眺められる対象でもあります。

古い日本家屋の家全体を眺めてみると、窓が一番表情豊かであるような気がします。

夕陽を浴びて照り返しているガラス窓からは、部屋の様子は解りませんが、窓の表情から、そこに住む人の生活の感情が感じられます。

私の感情が、その窓の感情に交ざろうとするとき、あの2階のガラス窓の部屋に一晩泊まりたいという、とりとめも無い想いが湧いて出ます。

見知らぬ木造家屋に郷愁を感じてしまうのです。

ここで暮らしている人達は、私が昔見知った人達や、夢の中で出会った人達に違いないという空想が、夕闇とともに私の思いに広がるのです。

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