年老いて頼りになるものは何か?
年老いても、根元がしっかりしていれば・・・。 |
でも、お金はいつまでもあるとは限りません。
お金は失うものだからです。
経済の混乱や政変で、価値が下がる可能性もあります。
盗まれることもあります。
落とすこともあります。
年老いては、判断力が鈍り騙し取られることだってあるでしょう。
お金は頼りになりそうで、「頼りない」ものです。
では、年老いて頼りになるものは何か?
それは、その人の長い人生で培ってきた「生きる知恵」でしょうね。
生きる知恵は、その人が生き続ける限り存在します。
そればかりか、生きる知恵は、その人の経験や学習によってパワーアップします。
盗まれる事も、落とす事もありません。
騙し取られることだってありません。
年老いて、判断力が鈍っても、それを知恵が補ってくれると思います。
生きる知恵を獲得するために努力してきた人なら、そう簡単にボケません。
「生きる知恵」とは、そのように頼りになるものだからです。
「生きる知恵」とは、その人固有の生きる方法です。
「知恵」というイメージの具体的な内容は「方法」であると思うからです。
「方法」とは、ものの考え方や、問題を解決する上での手順のことだと思います。
「技」と言っても良いと思います。
そういう「方法」を身につけることが、生活の知恵だと思います。
年老いて頼りになるものは、年老いた自身です。
自身の中にある、その人固有の「生活の方法」です。