2012/02/21

雪道で滑って転ばない私の歩き方

雪の道を歩く子ども達。
道の上に雪が積もっている「雪道」にはいろんな危険が潜んでいます。
雪道とひと言で言っても、積もっている雪の状態で危険度は変わってきます。

危険度が高いのは、圧雪面や凍結面などの滑りやすい雪道です。
足元が滑って転倒して、打撲や骨折の怪我をする危険があります。

雪国では、車道を除雪した雪塊で、歩道が被われていることが多くあります。
そのため歩道が歩行不能な状態にある場合は、車道の端を歩く事が多いのですが、その車道の端が危険なのです。
歩道に積もった雪の山の山裾である車道の端は、傾斜が付いていて、非常に滑りやすくなっているからです。
滑って転んで、身体が車道へ投げ出されれば、自動車に轢かれる危険性もあります。

そういう箇所を避けて歩けば一番良いわけですが、豪雪地帯では、そこしか歩くところが無い場合の方が多いのです。

雪道を歩くための道具。
脚の力の弱い方、平衡機能の弱い方は、靴に簡易アイゼン(クランポン)などの滑り止めを付けて、靴のグリップ力を高め、上体がぐらついてバランスが崩れないように工夫すると良いのですが・・・。

山歩きが趣味でも無い限り、一般の方にはアイゼンは取っ付きにくい代物です。
慣れない道具は、かえって疲れが出て、危険を招くかも知れません。

しかし、便利な道具は試用して、その安全性を確認する事も、危険を避けるひとつの方法です。

滑りやすい雪道で、杖(ストック)を使って歩いているお年寄りをよく見かけます。
杖は支えになりますから、それなりの安定を得る事が出来るかも知れません。
でも、あまりにも杖に頼り過ぎて、身体を預け過ぎても重心が移動してしまい、バランスを崩す結果になることもあります。

道具は使い方で、安全なものにも危険なものにもなります。
屋根の雪下ろし同様、雪道を歩く際の道具の使い方も、専門家の指導が必要です。
それによって、雪道を歩く安全性の確保につながると思います。

重心を下に置くよう意識する。
私は、簡易アイゼンやストックのお世話には、まだなっていません。
私の雪道の歩き方は、重心を下に置くように意識する事です。
歩くという運動の重心を腰のあたりに置くよう意識して歩きます。
物体は重心が高ければ不安定になり、重心が低ければ安定します。

歩く時、歩幅を小さめにとると、片足で体重を支える不安定な時間が短縮され、重心を体軸に引き寄せている安定した時間を維持しやすくなります。
その分歩く速度は遅くなりますが、慎重な歩き方は安全につながります。

踏み出す足は、「すり足」に近い状態が、重心が低く保てます。
闊歩するように太腿を上げて歩くと、重心が高くなり、その分不安定になります。

足裏の母指球を膝で押さえ込む感じ。
足を踏み出して着地すると同時に、素早く体重を着地した軸足に移動します。

着地した脚の膝を前に突き出して、膝で足裏の母指球を押さえ込み、足裏で雪面を押さえる感じで体重を移動するのです。

格好としては、膝を幾分前に出して、足首を折る感じです。
スキーの滑降姿勢にちょっと似ています。
こうすると、身体が常に軸足の真上に乗っているという状態を維持しやすくなります。

私の経験から言えば、雪道は靴の底に溝の深いゴム長靴がベストです。

ゴム長靴は靴底が軟らかく、足指と足裏で雪面の凸凹を掴みながら歩けるのでグリップ力が優れています。

それに、靴底が軟らかいということは、それだけ雪面の状態が足裏に伝わりやすく、足裏センサーが発達します。
実際には、お猿さんのように足指で雪面を捉えることが出来なくても、そういう意識を持つ事が重要です。

これが雪道で意識して歩いている私の方法です。
体力やバランス感覚には個人差がありますから、この方法は全ての人に有効な歩き方ではありません。
それぞれの方が、雪道での自身の安全な歩き方を発見するためのご参考になれば幸いです。

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