2012/03/19

曇天の折紙山方面へルート偵察に


【折紙山ルート概念図(この図はガイドマップではございません。)】


きのうの日曜日は、山スキー目的で青森市滝沢方面へ行った。
みちのく有料道路料金所手前の野内川の川原がスタート地点。
そこから南にのびている尾根を登り、折紙山へのルートを偵察した。

いろいろと用事を済ましてからの決行だったので、スタートが10時40分と、おそい出発になった。

地形図をにらむと、残雪期の折紙山へ到達するルートは幾通りもあるように思われる。
毎年、厳冬期や残雪期に、ごく少数の愛好者が折紙山へ登っているという。
その一般的なルートは唐川沢沿いの林道を奥に進み、そこから890峰へ通じる北尾根を目指して登るというもの。

私は尾根歩きが好きなので、今年の2月にスノーシューで北尾根へ至る支尾根のアプローチ部分を散策した。
そのとき、登りやすそうな尾根ルートを見つけたのだった。
きのうのスキーハイキングは、そのルートを辿った。

初めて入る山域での山行は、このような方法で計画を進めている。
導入部分の偵察山行。
次に念を入れて、計画ルート途中への偵察山行。
そして本番。
そういう流れで雪山山行を楽しんでいる。
安全第一が、楽しみの「方法」である。


【折紙山へのアプローチ部。】


上の写真が、駐車場所から測道を通ってみちのく有料道路の高架下を抜け、野内川に架かった橋を渡って出た平地(川原)。
スタート地点である。

その奥が、支尾根へのアプローチ。
上部がガスで見えない。
スタート地点の標高は170メートル。


【林道らしきルート。】


林道のような場所を歩いて、支尾根の取り付き部分へ進む。
雪は、水分を多く含んだ重いドフドフ雪。
柔らかめのザラメを想定していたが、歩きにくい雪質であった。


【登ってきた杉林の斜面。】


林道の終点らしき所までスキーで歩いて10分ぐらい。
ここから本格的な登りが始まる。


【適度な傾斜の杉林。】


上の写真の杉林を登る。
比較的に開けた部分をどんどん登ると、支尾根の背(標高300メートルぐらい)に出た。
スキーのシール(geckoフリーライド)を新調したので、登りがスムーズである。
やっぱり、新品はいいなあ。


【北尾根へ通じる支尾根。】


2月に、深雪(場所によって膝まで)をスノーシューで登った時は、ここまで、1時間半かかった。
今回は30分ぐらいで到着。
支尾根のミズナラの根本にカモシカの足跡があった。
尾根の両側は杉林。


【太いブナの木。】


支尾根の途上に太いブナの木があった。
ブナの木の向こうに、みちのく有料道路の料金所の辺りが小さく見えている。


【一本だけヒバ。登って来た方を振り返っている。】


支尾根と北尾根の交差点に、ヒバの木が一本だけ立っている。
まっすぐに立っているさまは、堂々として美しい。
ここは、標高460メートルぐらいの地点。

比較的大きなヒバなので、ちょうど良い目印になる。
周囲のブナとくらべて樹皮が赤っぽいので割と目立っている。
時刻は12時10分。
スタートからここまで、1時間半ぐらいかかった。


【890峰へ向かう北尾根。】


890峰へ向かう北尾根を進む。
進行方向に向かって、右側がブナ林、左側がカラマツの林となっていて、進むほどに尾根が広がっている。
標高550メートルぐらいからガスがかかっていて、見晴らしがきかない。

見晴らしのきかないなか、コンパスで方角の確認作業を怠ったまま、どんどん進んでしまった。
じつは、ちょっと下ったりした。
その結果、想定ルートから大きく外れて、ガスのなかに上折紙沢の断崖が見えるところまで来ていた。

スキーのトレースをたどって北尾根までもどり、帰路を確認して、今日はここまでと決めた。
偵察の目的である途上のルート確認は、これで充分である。
時刻は1時40分、水分の多い雪の状態と崩れそうな天候を考えれば、引き返したほうがよさそうである。


【下方に広がる沢筋の斜面。】


帰りは北尾根から東側の開けた沢筋の斜面を、重い雪につっかかりながら滑降。
雪崩の心配がなさそうなので滑り込んだのだ。
難儀したが、楽しく滑れた。
きょうのルートでは唯一の滑降適地であった。


【支尾根を滑降。】


沢筋の斜面が途切れたところで、往路の支尾根にトラバース。
尾根の狭い斜面をギルランデ気味に滑降した。

滑りにくい雪質だが、安全滑降で無事にクルマまで戻る事ができた。
単独で山に入るということは、その時々で最も安全な行動方法を選ぶということ。
そういう行動方法の蓄積が、山での生活の方法なのだと思う。

今日は、かなり楽しい山行だった。
この山域の気分の良い尾根歩きは、八甲田とは違ったおもむきがあるなあと感じたしだいであります。
滝沢の山の魅力は、気分の良い尾根だね。


【支尾根の最後の滑降。】


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