出始めた春の山菜、フキノトウ
地面から顔を出したばかりの蕾。 |
昨日のスキーハイキングの帰り道、食べごろな蕗の薹(ふきのとう)を川縁で見つけたので摘んでお土産に持ち帰りました。
上の写真のように、まだ開いていない、小さな蕾のフキノトウの方がアクが少なくて食べやすいです。
フキノトウはフキの花の蕾で、当地方の方言では「バッケ」と言います。
大きな葉のフキとは地下茎でつながっていて、葉よりも早くフキノトウだけが先に地上に顔を出すのです。
フキノトウの成長は速く、あっという間に茎が伸びて花が咲きます。
おなじみのフキの葉は、遅れてのんびりと出てきます。
残雪の溶け際の雪をどけてやると、雪の下から顔を出していたフキノトウが現れることがあります。
雪の下の蕾のフキノトウは、アクが少なくて美味しいと言われています。
山菜としてのフキノトウの料理方法はいろいろ有ります。
和もの、つくだ煮、味噌汁の具やフキノトウ味噌、油炒めなど工夫次第で多様な料理が出来るようです。
私はカリッと揚げた、フキノトウの天ぷらが好きです。
程よい苦味と香りが春を感じさせてくれます。
旬の山菜に親しむのも、春を楽しむ生活の方法です。
その季節に体を慣らすには、旬のものを食べるのが良いようです。
栄養分としては、カリウムやカルシウムなどのミネラルを含んでいると言われています。
私は脚の筋肉が疲労で「つりやすい」のでカリウムは必要な栄養素です。
山からいただいた物を食べて山を歩く力を蓄え、山歩きを楽しむのですから、二重に山に感謝しなければいけません。