実家の神棚の後かたづけの方法
実家の売却
田舎町にある実家を処分することになった。その町の不動産店に売却の仲介をお願いしたら、実家の近所に買い主の方が見つかり、スピード売却の運びとなった。
まだ契約の段階だが、買い主さんの銀行融資が下りれば、所有権引き渡しとなる。
期間的には、一ヶ月弱かかるという話だ。
所有権引き渡しの日まで、実家に残っている荷物を片付けなくてはいけない。
引き取るものは引き取り、捨てるものは捨てるということになる。
神棚のお焚き上げ
引き取れもせず、捨てることも出来ないものに、神棚がある。「神棚を処分する」という言い方は、畏れ多いような気がするので、ここでは「神棚を片付ける」という言い方にしたい。
その方が、気分が落ち着く。
神棚は、神社の管轄だろうから、私が今住んでいる近所の神社に電話で問い合わせてみた。
てきぱきとした対応の若い巫女さんが電話に出て、預かり受けて「お焚き上げ」してくださるそうである。
そうやって、お祓いして下さるのなら、それにこしたことは無い。
神棚の片付け方としては最良の方法のように思う。
燃えないものは不燃物として収集ゴミへ
ただし、神棚の用品の中には燃えないものがある。そういう用品は、塩で清めてから不燃物として収集ゴミに出して下さいということだった。
神棚に祀ってある小さな「お社」の中には、金属で出来た丸い円盤のようなものがある。
以前、「お社」の中を覗いたことがあるので知っているのだ。
「神鏡」と言うのだろうか、これには「御神体」が祀られているような気がする。
「神鏡」も不燃物であるから、収集ゴミに出さなければならない。
いちばん魂が入っていそうな神器だが、神社の方に御霊(みたま)を抜いてもらうことも無く、不燃物の収集ゴミ行きとなる。
お焚き上げの料金
不燃物は自分で祈るしか無いようである。ちなみに、「お焚き上げ」の料金は気持ち程度で、2千円から3千円とのこと。
高からず安からず、良いバランスの料金となっているようである。
世慣れた知人の話では、「お祓いごと」はお寺に頼むよりも神社の方が庶民的な値段だということ。
そういえば、神社の方が日常的に、私たち庶民の生活に向けて開かれているような気がする。
もちろん、神棚に関係したものは神社に頼むしかない。
仏壇関係の後かたづけはお寺に依頼
仏壇関係のものは、神社では受け付けていないとのこと。仏壇のものはお寺と、領域が決まっているらしい。
それは、そうでしょうね。