青森で、真夏の夜のブルース

ジャパンブルースフェスティバル2012のメイン会場。
マイクの前に立っているのがブルースハープのマシュー・スコーラー。
昨日の夕方、「安潟みなと祭り2012」の一環として開催された「ジャパンブルースフェスティバル2012」を見物に行った。

真夏とは言っても、当地方は「ヤマセ」の影響で、朝晩は冷涼である。
しかも、このブルースフェスティバルの会場が、海に間近な公園なので夜が更けていくに従って寒くなる。

そう思って、ズボンの下にはパッチを履いて、上は長袖の下着に厚手のシャツ、それにマウンテンパーカーを持って会場へ向かった。
この寒さ対策の厚着は正解だった。
会場は、この時期にしては涼し過ぎる浜風で、ヒンヤリとしていた。

ジャズ系の野外コンサートとしては、40年ぐらい前に観た映画「真夏の夜のジャズ」の各場面が忘れられない。
この映画は、1958年に開催されたニューポートジャズフェスティバルを記録したアメリカのドキュメンタリー映画である。
アニタ・オデイやチコ・ハミルトン、それにルイ・アームストロングらが出演していたのが印象的だった。

なかでも、ダイナ・ワシントンのブルースが良かった。
ぐっと、感動させるものがあった。
名画と呼ばれていた「真夏の夜のジャズ」を見て、ブルースって良いものだなぁと思った。

今でも、当時「ブルースの女王」と呼ばれていたダイナ・ワシントンの「オールオブミー」を YouTubeの動画で時々聞いている。
ドラムスのマックス・ローチの顔がチラリと見えるのも懐かしい感じがして良い。
ニューポートジャズフェスティバルの楽しい雰囲気が伝わってきて、やはり「真夏の夜のジャズ」は名画なのだと思う。
ジャズと言う文化が、いかにアメリカ人の生活のなかに根ざしたものになっているかがよくわかる映画だった。

さて、昨夜の感想はどうかと言うと、それは、今は亡き殿山泰司さん風に言えば次のようになる。

「マシュー・スコーラーのブルースハープをじっくり聞きたかったが、隣の酔っぱらいオヤジの声がうるさくて、全然楽しめなかった。チックのネエちゃんはポスターと顔が全然違うやんか。でも、このケツのちっこいネエちゃんは、なかなかええ声出しとったわ。全体に電気ギターが多過ぎて、ギャンギャンやかましかったわ。俺としては、ブルースのラッパの音を楽しみにしてたんだけどね。ラッパの音が無いと、ブルースの郷愁感が出てこんからねぇ。ピアノのポロポロも無かったねぇ。パワフルなのはいいが、しっとり感も混ぜてほしいわ。なんていうと、俺も古いのかねぇ。」

ともあれ、この地にはジャズ好きやブルース好きの人たちが多いらしい。
お祭りの一環としての野外コンサートという方法は、割と成功している。

ココ・テーラーズ・ブルースマシーン。
パワフルな歌声のチック・ロジャース。
観客席で飲食しながらブルースを楽しむ人々。

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