大腸内視鏡検査の準備について
大腸の内視鏡検査を受ける際の前日の食事の事は、前に書いた。
検査前日は、この食事制限を忠実に守って過ごしたので、検査当日の「ニフレック」2リットルの服用後は、淡黄色のほとんど水溶液に近い便になっていたのだった。
ところが、内視鏡検査時のモニターに大腸の中が映し出されると、全体としてはきれいだが、便のカスも腸内に散乱していた。
検査医師は何も言わなかったが、その散乱具合が、より正確な検査結果をもたらすものでないことは言うまでもない。
今回は、大腸の中に散乱している便のカスのおかげで、検査がちょっと長引いたようだ。
検査時間が長いと、内視鏡検査のリスクも高まるから、検査当日は大腸の中をきれいな状態で空っぽにするべきだと思った。
検査日前日の、食事についての制限の説明は受けたが、前々日の説明は受けていない。
私は、前々日は普通に食事をしても良いと思い、居酒屋に行ってビールを飲み、ソイやタコ、イカ、ホタテの刺身の盛り合わせをぺろりと平らげた。
普通、食べ物の排泄には24時間から〜72時間かかると言われている。
この排泄時間を検査食と下剤と「ニフレック」で短縮させるから、検査日前々日の食事については制限が無いのだろうと思っていたのだった。
だが、残留便(宿便)とも言える便のカスが残った。
大腸のシワやヒダに便のカスが引っ掛かっていて、「ニフレック」はそれらを通り越して大腸の中を洗い流したというのが、私の想像である。
食べ物の排泄時間には個人差があるようだ。
私のような、排泄時間の長いタイプは、大腸検査の前々日から食事を制限する必要があると思う。
あの、大腸の中に散乱していた便のカスは前々日の夜に食べた「刺身類」だ。
生ものだから消化が遅れたのだろう。
大腸内視鏡検査の準備として、前々日から消化の良い食事をする必要がある。
魚の刺身や海草類、繊維の多いもの、木の実やイチゴなどの種付きのものは避けた方が良いだろう。
万が一にせよ、リスクのある検査を受けるのだから、大腸内視鏡検査の準備は完璧に行うべきだと実感した検査だった。
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