55歳を越えたあたりから、私に、暑い夏場のしゃがれ声が目立つようになった。
気温が30度近辺になると喉が嗄れて、しゃがれ声になってしまう。
それが、年齢とともに、どんどん進んでいるようなのだ。
「しゃがれごえ」を漢字で書くと「嗄れ声」になる。
「嗄れ(かれ)」という漢字に、夏という字があるのは、夏場のしゃがれ声と無関係では無いだろう。
喉の乾燥は冬場だけのものでは無い。
暑い夏もまた、喉を乾燥させてしまう季節なのである。
まずは、クーラーの影響。
私の仕事部屋にはクーラーが無いが、自動車でクーラーに当たることは多い。
クーラーによって車内の空気が乾燥し、乾燥と低温で喉の粘膜が荒れる。
また、夏は水分不足になることが多いので、喉が乾燥しやすくなる。
さらに、夏の寝不足や、食欲不振によるミネラル不足で喉の粘膜が弱くなることがあるとか。
私の場合、これらに加えて、加齢による声帯萎縮も原因のひとつになっていると思う。
声帯の老化現象というものだ。
これは、女性よりも男性の方が3倍多いらしい。
無口な男性高齢者に多いとか。
私は、そんなに無口では無いのだが、独りで仕事をしている関係上、人と話す機会は少ない。
声帯の老化現象である声帯萎縮を防ぐには、できるだけ話をして声帯を鍛えることも必要らしい。
さて、夏場のしゃがれ声に対する私の予防方法だが、それは、「こまめにうがい」だ。
「うがい」は気分も爽快になるし、簡単な気分転換方法として、よく実行している。
夏の暑い時期に、仕事に熱中して「うがい」を忘れると、夕方にしゃがれ声になっていることが多い。
夏場のしゃがれ声対策のいちばんの方法は、やはり「こまめにうがい」なのである。
あとは、身体の冷やし過ぎに注意して、バランスの取れた食事、かな。
喉の粘膜の弱体化は、いろんな感染症の源になることもあるから、要注意。
暑い夏場こそ、栄養と休養に気をつけて若返りを計らねばなるまい。