咳の出ない夏風邪

家の者の「夏風邪」は、今も進行中のようだ。

医院に行って処方してもらった薬のせいで、熱は下がり、節々の痛みもひいて来たようだが、お腹の方が治らないらしい。

お腹が痛いといっても、下痢はしていない。
じっとしていると痛みを感じないが、動くと腹部に痛みが生じるということだ。
この腹痛は、どちらかと言うと筋肉痛に近いもののようだ、と彼女は言っている。

「夏風邪」のウィルスの一種でエンテロウィルスというのがあるそうだが、このウィルスは腸でも繁殖するので、「夏風邪」はお腹にくると言われているようだ。

このエンテロウィルスに感染すると、発熱やのどの痛みに加えて、下痢や腹痛などの腸の症状を伴うようである。

彼女はいまのところ、咳も無くのどの痛みも無い。
食欲は通常通りとまではいかないが、ほどほどにあるようだ。
そして、腹痛はあるが下痢は無いという状態である。

「夏風邪」の代表的なウィルスのひとつにアデノウィルスというのがある。
アデノウイルスは呼吸器と腸で繁殖するが、発熱とのどの痛み、激しい咳が出るのが特徴のようだ。
私が今年の6月にひいた「夏風邪」のウィルスはこのアデノウィルスに違いない。

一般的に医院では、どの種類のウイルスに感染しているかを調べることは無いらしい。
彼女も、医師から感染しているウィルス名までは言われなかったそうだ。

「今の夏風邪ですね。」という医師の診断だった。

ところで「冬の風邪」のウィルスと「夏風邪」のウイルスは種類が違うらしい。
暑くて湿度が高い夏の環境を好むウイルスが「夏風邪の」原因になっているということだ。

違うウィルスの感染で起こるのだから、「冬の風邪」と「夏風邪」の症状にも違いが出るのだろう。

咳や鼻水、喉の痛みが無くても、「風邪」は「風邪」ということらしい。

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