大毛無山手前の734ピークまでで、大毛無山は断念
滝沢山地平沢エリア734峰ルート概略図(これはガイドマップではありません。このルート図は、私が行った試行的ハイキングの行程の概略であって登山ルートを指示したものではありません。)
|
今日も大毛無山を目指して、南尾根周辺を徘徊した。
07:40 みちのく有料道路料金所手前の駐車帯をスタートして平沢林道へ。
10分ぐらい歩いた林道上で熊の糞を発見。
熊の糞は見た事が無いが、こんなに大きな塊は熊以外には考えられない。
下の写真のように、トチの実の残骸が糞の中に混じっている。
熊の糞。良く見るとトチの実らしきものの残骸が見える。 |
熊の糞に蜂がたかっている。 |
熊の糞を見ても、ここで引き返す気にはならない。
実際の熊を見たら、引き返していたかも知れない。
まだ歩き始めて間もないから、ここで止めようという気持ちは湧いてこない。
まさか熊に出くわす事もなかろうという根拠のない楽観と、楽しい山歩き気分で頭はいっぱいなのだ。
今日は膝のカバーのために、ダブルストックで歩いている。
いざとなったらこれが「熊よけ」か「熊払い棒」になるさ、と、かなりのん気。
こんなもので突っつかれたら、熊も迷惑な話。
熊に対して冷静に対応する事ができたらの話だが。
土足で熊の領土に乗り込んで、我がもの顔で熊を突っつこうなんて、これはヒトの身勝手なのだが・・・。
こんなもので突っつかれたら、熊も迷惑な話。
熊に対して冷静に対応する事ができたらの話だが。
土足で熊の領土に乗り込んで、我がもの顔で熊を突っつこうなんて、これはヒトの身勝手なのだが・・・。
熊がいても、未知の山の、薮こぎ山歩きは止められない。
今のところ、恐怖心よりも好奇心のほうが強いようだ。
おそらく熊とはち合わせした経験がないから、のん気にかまえていられるのだ。
熊の恐怖に直面した人は、きっと私の態度を鼻で笑うことでしょう。
08:00 平沢林道の、山への登り口
今日は沢に下りないで、道のある所は道を利用しようと言う計画だ。
そういう方法のほうが、体力と時間を節約できる。
そういう方法のほうが、体力と時間を節約できる。
ゆるい登りを5分ほど歩くと、下の写真のような分岐に出る。
この沢方面へ下る伐採道は、つい最近出来たもの。
沢沿いにある、今年作られた伐採道や古い林道跡を辿って歩いて、道の切れたところで沢に移動。
沢の中をキノコを探しながらのんびり歩いた。
やがて、見覚えの有る白岩の沢床の箇所に出、すぐに小さな滝が現れた。
9月2日の偵察で見つけた伐採道跡(下の写真)を辿る。
伐採道跡。 |
快適な道 |
枝が被いかぶさっている。 |
伐採道跡は、公園のような快適な道もあるが、廃道なので、枝が被いかぶさっていたりして、障害物のある箇所の方が多い。
09:10 9月2日に下山中、この道を発見したポイントに到着。
発見した場所から7〜8分歩いた所で、伐採道跡は途切れていた。
ここから山肌を蟻のように辿る事になる。
途中、美味しそうなツキヨタケ(毒キノコ)を見つけた。
今年初めての、ツキヨタケとの顔合わせである。
少々薮こぎぎみに、大毛無山方向に向けて山腹を斜め登りしていると、開けたブナの森に出た。
林床が薮になっていないので、晴れ晴れとした気分になってくる。
10:17 734ピーク手前の稜線。
下の写真の、真ん中よりやや左のブナの幹に赤いテープが巻いてある。
9月2日の偵察の時、私が巻いたものだ。
お腹から胸ぐらいの笹薮を漕いで歩いていると、下の写真のような珍しい花を見つけた。
後で調べてみると、これは花では無く、「ヒロハツリバナ」という木の実だった。
ネットの図鑑よりもピンク色が鮮やかできれいなので、「ヒロハツリバナ」では無くて、ツリバナの他の種類かも知れない。
今年の4月15日に愛犬リリーと春スキーで訪れた734のピークに立つ事ができた。
やせ尾根の稜線上は、松やシャクナゲやコナラ、その他の灌木類の低木が密集していて歩行は困難。
そこで、ちょっと引き返して山腹を傾斜の緩い場所まで下り、そこから斜め登りして734ピークを巻いて、南尾根の大毛無山の手前の小ピークと734ピークの鞍部に出た。
10:55 鞍部。
11:05 小ピーク。
この時点で、左右の膝が、無理をしてはいけないという痛みのサインを出し始めた。
空模様もどんよりして雨になりそうだった。
大毛無山は目の前だったが、膝の状態と天候の状態を憂慮して大毛無山行きをあっさり断念した。
道のない山で、痛む膝を抱えて雨の中を下山するのは危険である。
早めの下山が、とるべき方法であると判断した。
734ピークの稜線。 |
ヒロハツリバナの実。 |
今年の4月15日に愛犬リリーと春スキーで訪れた734のピークに立つ事ができた。
やせ尾根の稜線上は、松やシャクナゲやコナラ、その他の灌木類の低木が密集していて歩行は困難。
そこで、ちょっと引き返して山腹を傾斜の緩い場所まで下り、そこから斜め登りして734ピークを巻いて、南尾根の大毛無山の手前の小ピークと734ピークの鞍部に出た。
10:55 鞍部。
734ピークの岩場。 |
734峰より大毛無山を望む。 |
北八甲田は雲に隠れて見えない。 |
11:05 小ピーク。
この時点で、左右の膝が、無理をしてはいけないという痛みのサインを出し始めた。
空模様もどんよりして雨になりそうだった。
大毛無山は目の前だったが、膝の状態と天候の状態を憂慮して大毛無山行きをあっさり断念した。
道のない山で、痛む膝を抱えて雨の中を下山するのは危険である。
早めの下山が、とるべき方法であると判断した。
大毛無山手前の鞍部へ下がる稜線。 |
沢の上部の様子も知りたいので、沢を下る事にした。
南尾根から平沢の上部目指して下山。
11:35 平沢上部に到着。
11:47 ヒバの倒木ブリッヂ。
12:10 素麺滝。
12:23 岩ヒバ。
12:31 岩のゲート。
森の中から大毛無山を見る。 |
ブナの巨木。 |
11:35 平沢上部に到着。
チョロチョロの平沢。 |
11:47 ヒバの倒木ブリッヂ。
ヒバの倒木のブリッヂ。 |
12:10 素麺滝。
素麺滝 |
12:23 岩ヒバ。
岩の上に乗ったヒバ。 |
12:31 岩のゲート。
膝をかばいながら、山歩きの方法の基本である「静加重静移動」でのんびり下山。
石ゴロゴロの沢は膝に衝撃をもたらすので、なるべく土の上を歩いた。
13:08 沢の右手に踏み跡を発見。
その微かな踏み跡が、沢沿いの伐採道につながっていた。
13:34 平沢林道分岐。
14:00 駐車帯到着。