市場の食のお祭り

閉会式を待つばかりの、まばらな人だかり。
昨日は、八甲田の田代高原で開催されている「きのこ祭り」に行きたかったのだが、仕事で中止。

仕事の合間をみて、青森市中央卸売市場へ足を運び、秋の恒例の「食育祭り」を見物してきた。

行った時間が閉会間際だったので、メインステージでは、イベントが全て終了し、閉会式を待つばかりの状態だった。

もっとも、見物したかったのはイベントでは無くて、市価よりも安くて新鮮な食材。
市場の卸売業者は、安売り合戦に威勢が良くて、活気あふれる「お祭り」となっていた。

見物客達は、めいめいお好みのお値打ちな食材を買い求め、家路を急ぐ。
夜になれば、各家庭の食卓で、ふだんよりもちょっと豪勢な「食育祭り」が始まるのだろう。

見物客が「お祭り」を「お持ち帰る」のが「食育祭り」の良いところだ。

閉会間際でも、食べ物の出店はにぎやかで、いろいろな「食」を楽しむ人達で混雑していた。

昨日の青森市は、朝方小雨だったが、次第に雨も上がり、曇り模様のお祭り日となった。
今年の「食育祭り」は、青森市中央卸売市場開設40周年記念とあって、雨空の割には多い人出となったようだ。

子ども向けのイベントも色々あったようで、家族連れで楽しめる「お祭り」となっている。

私はビールのつまみになりそうなものを少々買って帰った。

夏の祭りほどの活気はないけれど、秋のお祭りの落ち着いた盛り上がりがあるのは嬉しい。
紅葉の季節はまだ先だが、深紅の紅葉のような美しさと侘しさが混在している雰囲気が良いと思う。

秋の祭りの方法は、美しさと侘しさを織り交ぜると良い雰囲気になるのでは。
過ごしやすい陽気のすぐ後に、厳しい冬の季節がやってくる。

多くの人々が美しいと感じ、侘しいと感じる不安な季節感を支えるのが「食」のエネルギーであるというコンセプト(考え方)。

豊かな食材に支えられた、青森の秋の祭りは、もっと美しくもっと侘しく。
そういう演出の方法が、青森の風土色と四季からもたらされる感受性をより際立たせるように感じられる。


終了してしまったステージと、鮮やかな色合いの看板。もう終わった祭りなのに、看板だけがいつまでもお祭りを続けている。
主に飲食の出店の数々。
閉会に向けて仕舞いかけている出店業者。



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